2020年05月06日

モーツアルト: 交響曲第41番「ジュピター」 P.マーク

G(=ガマン)Wの最終日。
我がシブチン社は(普段なら嬉しい)変則日程で今週末までのお休みです。したがって自分的にはようやく中日(なかび)といったあたり。
通常であれば、旅行にでかけたり、都会に映画や買い出しに出かけていたことでしょう。しかし、このお休みは当然「引きこもり」が基本でして、自分もせいぜい片道30分以内県内でパン屋さんにでかけたり、風景を愛でに行ったりといった行動に留めています。
当然移動手段は車、基本、コンビニやテイクアウトのお店の店員以外他人との接触は皆無です。
よってこれは(至近の)湖畔公園内を歩くよりずっと安全。だって、公園内はジョギング(マスクなし)で「ハァハァ」息吐いているアスリート連がいますからね、すれ違うのがとってもイヤだ。

ガマンウィークは(師匠格の)林さんの名言であったけれど、ついでにその師匠の日記にあったお言葉;
こういう緊急時に強い指導者、馬脚を現す人はいて、残念ながら安倍ちゃんは後者でしょう。唯一の売りであった経済問題がアウトになって、おそらく仲良し取り巻きだけでは身動き取れぬ感じ。まず検査体制の拡充、医療関係者への支援を集中的に望みたいところ・・・

まさにその通りと思います。一方、
「4期目」
云々のお話も出ているらしい。「うそぉ〜」、と思うけれど、もはやこの国の元首を務めることは罰ゲームなのかもしれないね。
誰もやりなくない、とか。
ここはこの見えぬ災害禍のもと、地方政治でその手腕を露わにされた、(将来ある)若い方々に託すというのはどうなんだろう。

PMaag.jpg
Youtubeの画像切り取りです。

閑話休題
「Stay Home」のおかげで、世界中のオーケストラが所持させる音源・映像を無料公開されていることは非常にありがたいこと。
東京の名門オケ、東京都交響楽団も過去の名演奏の音源をYoutubeで公開くださっています。
その中で、昨日公開された音源は、

・ズデニェック・コシュラーさんのドヴォルザーク:交響曲第8番(1978年)
・ペーター・マークさんのモーツアルト:交響曲第41番「ジュピター」(1984年)
・ジャン・フルネさんのラヴェル:スペイン狂詩曲〜ドビュッシー:交響詩「海」(1986年)

という、各マエストロの十八番(おはこ)を集めた名演奏集で、それぞれ非常に楽しむことができました。
中でも、P.マークさんのモーツアルトとフルネさんが感動モノでした。

YoutubeはWindowsの直接再生では音質が最悪で、ここは版元の公開音源だからDLして聴いても問題なかったね。でもま、本日は久々にLINUX環境にてトリーミング再生してみました。
音源自体は128kbpsの圧縮でしたが、非常にみずみずしい音色です。原音はテープ録音だったかデジタルだったか定かではありませんが都響の弦楽セッションは素晴らしいです。濡れ羽色の音色は旧東ドイツあたりの伝統オケのような感じでとってもいい雰囲気。収録場所は杉並公会堂ということだけれども、各楽器が決してクローズアップされない、クリヤさはないがとてもバランスの折れた録音セッティングだったと思われます。

第1楽章の冒頭からからして非常に厚く、深いオケの響き。そしてゆったりとしたテンポはワルターの名演を思い出しますな。
型で押したようなインテンポ、スケール大きなモーツアルトはまさに20世紀的演奏スタイルでした。
第2楽章はアンサンブルの少々がさつさが見えるものの、弦楽の美しさは健在であり、メークさんの指導の賜物なんでしょう。「かくあるべき」モーツアルトとは自分の理想と相まってこんな形なんだと認識します。

第3楽章も非常にゆっくりしたテンポ、しして動かさない。
悠然と、そして流麗に歌う。
終楽章も終始遅いテンポを守り、悠然としたスタイル、終盤に至るところでついに(アップすると思いきや)テンポダウン!、この効果は絶大で終焉の盛り上がり効果を一層upさせました。
ブラボー!!
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 12:36| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月02日

チャイコフスキー: 交響曲第4番 シルヴェストリ

5月2日。
師匠筋の林さんはこのゴールデンウィークをG=ガマン・ウィークと称されました。
ケダシ名言だ。

我がシブチン社はなぜか4/29〜30の祝日を無視して、5月2日〜10日の9連休としていました。だから本日がG(ガマン)Wの初日。
通常であれば、5月6日以降、空いた観光地を狙って旅行の絶好の機会であった(現に北陸方面への旅行を検討していました)のだが、全国緊急事態とのことで、観光地はどこもかしこも閉鎖状態となっているそう、当然自分たちも自粛。

お仕事の方は部分在宅が軌道に乗ってきて、部下たちとの情報交換も、仕事のやり取りも音声チャットやビデオ会議を駆使することで通常と変わらない進捗を得ることができているのではと思っています。連休が開けたら勤務形態はどうなるんでしょう。
でもこの連休、このまま無為無策に過ごすのも何だし。とりあえず今朝は特に在宅ストレスが蓄積している(であろうと思われる)家人のため、少々ドライブを兼ねて隣接市のパン屋さんまでランチを買いに行ってきました。

目も覚める蒼天の下、キラキラ光る湖面を眺めながらのドライブは心のリフレッシュ。そして目の保養になったかと思っています。
できるだけ県内近隣区域内を出ない範囲で、混まないお店のテイクアウト食材などを求めてドライブしてみるかな、なんて思ってます。
ちなみに本日のドライブも他人との接触はパン屋さんの店員さんとだけということです。3蜜該当なし。

Silvestri_Tchai.jpg

で、そのランチ後に聴く音楽。
チャイコフスキーの交響曲第4番。YungさんのページよりDLさせていたたいたFLAC音源となります。
コンスタチン・シルヴェストリ指揮フィルハーモニア管の音源は1957年2月のスタジオ録音です。

シルヴェストリは大好きな指揮者のひとりで、スタイルはとにかく
「爆演」
で有名。
この4番も、冒頭の金管のファンファーレを初めて聞いた方はまずズッコけると思いますよ。
ホルンのメロディのフレーズの付け方が独特であり、まさにこんなのがシルヴェストリ独特のスタイルと言えると思います。巷の解説によると、その後来日されてN響を指揮した折の同曲の音源が残っていますが、それも全く同じスタイルであるとのこと。氏のこだわりある表現なんだということ。

個性はそれだけではなくて、とにかく盛大に揺れ動くテンポ、抑揚の大きさ。第2楽章の超スローな歌い方…。
数え上げればキリのない個性派演奏ですが、そのアツさに心打たれることは必至であって、熱きを語らせる終楽章は冒頭の爆発も劇的でありながら、終始冷静さを保っているようにも思えます。
そして決して崩れることなく怒涛のフィナーレへと進むのでした。
☆☆☆☆
posted by にこらす at 13:11| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月26日

ベートーヴェン: 交響曲第6番「田園」 ティーレマン

部分テレワーク。
自分の場合は部下5人とともに午前会社午後テレワークという勤務を始めています。
田舎都市だから、通勤者の90%以上が自家用車通勤で徒歩や自転車も多い。なので首都圏のように通勤時に危ない、ということはほとんどありません。
自分の場合も、晴天時自転車雨天時のみ自家用車という通勤方法です(なるべく運動不足にならないようにと)。

昨日、家人が大学時の同級生らと
「遠隔女子会」
をやりたいとのことで、彼女のPCを調べてみたらそのノートにはWEBカメラがついていない。
午前からPCショップや家電量販店を回りましたが、WEBカメラやヘッドセットが全く在庫ないんだね。これは例の中華風邪のせいで、在宅業務が増えて供給が追いつかないということらしい。
ま、家人の遠隔女子会は古いカメラ付きノートPCを引っ張り出してなんとか乗り切ったものの、ここは自分のチームの在宅業務用に必要なのです、今後長いことこんな状態が続くとすれば。
ということで、かの国より直接買い付けしようと思います、彼の国の通販サイトにはいっぱい在庫がある…。

TVは毎日毎日視聴者の不安心を煽り、緊急事態宣言はで影響を受けた業界の負の面ばかりをクローズアップしてさらに不安心を煽ることに終止している。けれど、古くからのNETお友達の林師匠のお勤めされる業界を始め、医療関係とかこういったOA機器(パソコン自体も売れている)等、ネット特需の業界があることも紹介してほしいものだ。我がシブチン社の業界は外食業界ほどではないけれど、やはりマイナス数10%であり、今年度の赤字転落(それも「大」が付く)は免れないでしょう。自分は嘱託なんで今年中に肩たたきがあるかもしれないね。

Thilemann.jpg

閑話休題
音楽は少しでもほっこりする曲をと、田園交響曲。
50年おきのベートーヴェンイヤーは踏んだり蹴ったりの年となりました、きっと今からもずっと駄目でしょう。ベートーヴェンの時代にはコレラとかが流行った(確か日本では。欧州は知らないが)のかな、ベートーヴェンさんも草葉の陰で我々の身を心配してくれているでしょうか。

当代の巨匠でベートーヴェンといや、この人かムーティさんでしょう。
今回はYoutubeの映像で、昨年upされたもの。公式にupされたものかどうかはわからないけどこのご時世、DLせずに鑑賞するだけなら大目に見ていただきましょう。
オケはウィーンpo、会場はムジークフェラインであって完璧なシチュエーションです。
終始コワオモテで表情変えないティーレマン氏が指揮するオケの編成は2管編成なんだけどホルン4本、特に弦が厚くてマーラーでも演奏できそうな人数です。コントラバスが4プルト8人。
そしてお決まりの両翼配置から奏でられる音は非常に分厚く、フルトヴェングラーの音楽を理想とする氏の音楽性は時代には逆行しているかもしれないけど自分の感性にぴったりなのです。

同じオケを指揮したベームさんのような超ゆったりしたテンポではないけれど、恣意的な抑揚が素晴らしい効果を発揮して、実にロマン的な
「田園」
を堪能することができました。
その白眉は終楽章であって、激しい嵐の後の安堵と秋の実りと収穫における自然への感謝というものが、実に大きなスケールで優美に表現されているところ、心震えるような感動を覚えました。
これは素晴らしい演奏だったと思います。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 07:40| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする