2020年05月23日

ブラームス: 交響曲第1番 飯森範親

政府の目論見通り、5月末を待たずに緊急事態宣言は全国全面解除、となりそうですが国民の気持ちは一気に緩むのではないでしょうか。
自分だって昨日デパートにでかけたりしたし、先週にはショッピングセンターのフードコートで食事したっけ…。
Facebookには知人が(羽田から広島まで)飛行機移動した旨の記事があって、これは「絶対あかんやろ」と思ったけどブーイングのマークを付けるのは自重しました。

そうこうしているうちに県内では20日ぶりに感染者が出たという報告(これは隣県からその友人が持ち込んだ)。
緩むと一気にまた発生が広がるんだよ。ま、ある程度は覚悟の解除なんやろうけど。
それが「爆発」に発展させてはいけない、絶対に…。
とにかく早くワクチンを、やね。

ちなみに我がシブチン者の方も、連休前から行っていた変則勤務を今月末に打ち切ります。
そんでもって、マネージャ以上は1週間早く通常の勤務体系に戻します、とのこと。
「これはオカシイのではないか」
との部下の指摘もありましたがそれもまた一理。しかし、自分は週明けよりひとまず通常の弁当持ち生活に戻ります。


音楽は国内オケの音源をSpotifyより。
飯森範親さん指揮日本センチュリー交響楽団の演奏になる、ブラームス交響曲第1番です。

「日本センチュリー交響楽団」??
元は大阪センチュリー交響楽団といい、4団体ある在阪のオケのひとつで、この飯森さんが音楽監督を務めておられます。
このブラームス交響曲全集は、氏の音楽監督就任時のコンサートの模様をライブ録音したもので、2014年の録音、場所はザ・シンフォニーホールということです。

編成が小さいのかも知れませんね、オケの響きが少々薄いのはいなめません。
でも飯森さんのアプローチは、相当遅めのテンポを基調に、味わいを噛みしめるようなじっくりした展開でとにかく急がない慌てない、奇をてらわない。
でも目指す音楽は重厚で重苦しいブラームスなのだと思われます。クレンペラーとか
第1楽章提示部のリフレインも高効果だし、ホールの残響もなかなかの効果で、ティンパニの打撃がすごく響く。
ただ足らないのはオーケストラのダイナミズムだけだしょうね。朝比奈さんのスタイルのような…。
終楽章終焉部はさすがにオケは鳴りきり、迫力相当増しのエネルギーでしたな。

もっと大編成で聞きたいスタイルだと思った。エクストンは評判通りの好録音。
☆☆☆★
posted by にこらす at 12:13| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月16日

ストラヴィンスキー: 舞踊音楽「春の祭典」 バッティストーニ

半日出社半日テレワークの生活もリズムに慣れてきて、毎日が目まぐるしく動いているよう。
Teamsによるグループチャットや会議のシステムにもなれてきました。ノートPCの解像度の悪いカメラに辟易していたのですが、中国巨大ショッピングサイトより直接注文のWEBカメラも無事届いて、自室には非常に快適な環境が整いました。

と、いうのも束の間、緊急事態宣言の解除に併せて今の勤務体制も22日で終了とのこと。
せっかく揃えたマイクやカメラはどうする…。
ま、ワクチンと特効薬ができるまでこの病は指定感染症から除外されることはないだろうから、きっとまだまだ永い道のりやで。時が経てばまた何度も緊急事態宣言となることでしょう。
んま、その際にひどいことにさえならなければ良しとするしかないやろうね。

で、音楽。
日本にプロの音楽家は何人いるのだろう…。
特に自分の一番興味のあるプロのオーケストラ、東京には一体なん団体あるか知れないぐらい。親方日の丸みたいなN響や読響ならまだしも、経営母体を持たない楽団は大変と思いますよ、だって演奏会だけが彼らの生きていく糧なんでしょうから。
で、自分なりに彼らを応援できることはないかと考えてみたら、自分はSpotifyという音楽サブスクの有料会員でありました。
そこで和製オケのCD音源を再生することで、少額ながら印税が入るそうです。だからこのサブスクから和製オケの音源を再生するということを応援の一環として行いたいと思います。


今流しているのは、アンドレア・バッティストーニ指揮東京フィルハーモニー交響楽団の音源で、「春の祭典」
2017年のライブ録音とのこと。
遅めのテンポ、唸るフレーズ、目まぐるしいリズムの横溢…。恐ろしいほどの打楽器強打とブラスのパワー。
これはなかなか個性的なハルサイでしょう。
Amazonのレビューも非常に好評。

なにせ東フィルが絶好調で特に打楽器のセッションの好調さとそれらを強調したDENONの録音あ最高です。
白眉は第2部。
「生贄〜乙女たちの神秘的な集い〜選ばれし乙女への賛美」あたりでの打楽器の強烈さ。腹をエグる音の洪水に思わず仰け反りました。

録音がすこぶる素晴らしいということなんだろうけど、血湧き肉躍るリズムに圧倒されっぱなしでした。
太鼓の強打に腹が共鳴するゾ。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 12:17| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月09日

モーツアルト: 交響曲第36番 ライトナー

連休終わりの週末。
まったく無為無策に過ごしてきた連休ですが、2台のBDレコーダに撮りためた録画の整理とか、PC再生用にリッピングしたCD音源の整理とかやったりしてました。
ま、その他にも冬服⇔夏服の入れ替えとか、庭の芝刈りとかもしましたっけ。

でも、その他にももう少しやるべきことがあったのではないか…。
ネットオークションへ処分の品物を出品したり、未処理LPのデジタル化とか、その前にカセットデッキの修理も…。
あ、カビの生えたLP盤の洗浄とかもやりかけたままで残していたなぁ。
ま、これらは来年に迫った本格退職時のお仕事として残しておけばいいか。

元来「引きこもり」が大好きな性分です。
何をするわけでもなくPC部屋でや映像や音を流していれば何時間でも過ごしていけるんだけど。
でも本格的なお出かけが事実上できない昨今にあっては、その自宅での引きこもりがストレスの種になりかねないよね。


本日は聴きたい曲目をモーツアルトと決めていて、曲も交響曲第36盤にと。
Spotifyの検索画面を探ること30分ほど、絶好の音源を見つけました。

モーツアルト/ 交響曲第36番
フェルジナンド・ライトナー指揮バイエルン放送響
録音年代: 1959年

これは渋い音源ですが、メジャーなDGレーベルです。そして現役CD。
内容は期待通りの「渋い」演奏でして、典型的20世紀スタイルのモーツアルト演奏は自分の権勢にピッタリのもの。
DGにしては少々広がりの薄いステレオですが、鑑賞には十分か。

ワルターの名盤もこんな感じだったと思う。
やや遅めのテンポで、流れるように過ぎゆく音のマスは決して軽いものではないがクレンペラーの様に重すぎるもんでもない。典型的かつ伝統を感じさせるドイツ音楽の粋といった趣は第1楽章の冒頭からつい和んでしまう。

本日はPC/DTM環境(10センチフルレンジ+3.1ウーファ)拙システムより流しています。
聞き取れる音は、通常配置のオケ、お決まりの2管編成なんでしょうかね。
しかし響きがとてもバランスよろしい。
第2楽章アンダンテはまさにゆっくりお散歩、の足取りにて(60年以上前という)時代を感じさせつつも非常に味わいが深い調べ。

第3楽章は古風なメヌエット。
実にゆっくりしたテンポはこの時代聴けるようなスタイルではありませんな。僅か3分46秒の愉悦。
終楽章、テンポはこれまでと比べて少々速めに。指示が
「プレスト」
ですから。
ここはかなり艶やか(あでやが)に、流麗に、しかし暴れることなくしっかり整然と終了しました。
いい演奏を見つけた。
フィルアップのイタリア奇想曲は合わないな。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 13:02| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする