2010年12月18日

ブラームス: 交響曲第3番 スクラヴァチェフスキ

前回日曜のN響アワー…、マーラー7番でしたね。スヴェトラーノフさんの演奏は、とても「らしく」て妖艶な曲に仕上がってました。素晴らしい。

でもねぇ…、NHKさん。
地デジ完全移行の時代にあって、アナログ映像を放送するなんてもってのほかなんではないですか?
以前の第8番の時にも感じましたが、これは局の怠慢にほかならない。
演奏するオケがほかならぬこの局の専属放送オケであって、今年はマーラーイヤーであることは承知のはず、それなのに7番と8番をなぜ演奏会やらないの?

話題の指揮者で、新しい美しい映像・音声にて第7番を鑑賞したかったのは自分だけではないと思うんですけど。

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前回、「オケの音楽が鳴らない」と解したお隣大国製のD級アンプなのですが、どうも考えるに、
「これがいい音なのかもしれない…」
と考えるようになりましたのです。と、いうのも…

Net Audioという雑誌を購入しておりました。
これには、高品位音源(16bit 44.1kHz〜24bit 192kHz)をいくつか収録したデータDVDが付録しておりまして、このデータをおなじみの太古アンプで聴き比べても、
16bit 44.1kHz(いわゆるCD音質)と24bit(96kHz〜192kHz, high definition)の差が歴然としておりました。
でも、16bitと24bitの差と言うもの、どちらがいいかというと、これが選択に難しい…。
息づかいがリアルに聞こえるような女性ボーカルとか、ピアノ独奏では、24bit音源に一日の長を感じるのですが、オーケストラやバリバリ鳴るジャズバンドはどうも16bitのほうが
「頑張って鳴っている」
感じがして好印象なんですね。自分の耳が変なのか…。
でも自分が気に入ったこの音って、どうも安っぽい音なのではないかという気がしてきた。エネルギー感があるが、余裕が無いのです。

くだんのD級アンプに話を戻すと、「未完成交響曲」では、アナログアンプとの出力音の差はちょうど上記の16bit音源と24bitの差に近い。
だから、このD級の再生音のほうがAB級より情報量が多いような雰囲気なんです…?
そういや、「隣人に顰蹙を食らう」と家人がのたまうほどの音量を出しても、アナログアンプはそりゃ、
「一所懸命鳴ってる」んだけど、コイツはそれほどのエネルギー感を感じない、よく言えば
「サラリと受け流して」おり耳障りでない=余裕を感じるんですね。
これがよくわからない…。(きっと自分の音の嗜好が定まらないのが原因なんでしょうか?)
そう考えると、太古アナログアンプの「にぎやかしい音」が煩わしくなってきました。

今後、アンプ・スピーカセレクタを購入し、日々聴き比べて行きたいと思いますね。

いい演奏と思います

CDは、なぜか時に聴きたくなるブラームス。
今日は第3番を、スクラヴァチェフスキさんの音源で鑑賞します。これは(自分が聴いた)デジタル音源の中では同曲のベストの演奏ですね。

♪♪
非常にすっきりとした好録音、オケはハレ管弦楽団で1987年11月25〜26日、マンチェスターのフリートレードホールでの録音とあります。

この曲のポイントである、第3楽章…、非常に甘く切なく…、これがいいんですよ。このCDの価値はココに尽きるのです。
全編すすり泣く弦楽器、特にチェロの甘いヴィヴラートに泣かされるのです。締めのリタルダンドに涙。

終楽章も勇壮に美しく…、響きに渋さがないのが難点か。
でもマイベストはバルビローリ。
☆☆☆☆★

posted by にこらす at 15:15| Comment(4) | TrackBack(0) | PCオーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

マーラー: 交響曲第7番 シノーポリ


人民アンプ昨日入手のデジタルアンプ…、早速火入れ。

RCAライン接続にてJazzを鳴らすと、シンバルのきらびやかな音、ベースの引っかき音が非常にリアルです。ピアノの琴線音がいいですね。

(上段、プレイヤーの横にあるのがくだんのデジタルアンプ。便利なリモコンついて、15K Yen也、)



でも一転してオーケストラ…、先週の視聴の未完成交響曲を鳴らしますが、どうもプレゼンスに欠けるようであります。慌てて、メインで使用の太古アンプに繋ぐと、やっぱり広がりがあってよろしいなぁ。

コイツは音の立ち上がりが鋭く、急な立ち上がりの音は素晴らしいですが、弓で弾く系の弦楽器に弱いということなのでしょうか…。

結論でいくとジャズ/ボーカルが吉、オーケストラが凶ということになりますなぁ。スピーカとの愛称の問題もあるでしょうから、(時代遅れの)大口径の大型スピーカを鳴らすには向かない、ということでしょうか。

しばらくは、アンプを切り替えて音だしをするという算段を考えましょう。



コイツは妖しい



CD聴取はマーラー第7番。シノーポリ指揮フィルハーモニア管の音源。

いつものようにリッピングしたWAVファイルをFrieve AudioにてASIOで再生です。

低域の広がり不足はFrieve Audioのグライコで200kHz以下を少し持ち上げてやればなんとかいけそうです。



♪♪

コイツは妖しい!

第1楽章の極遅テンポ…、クレンペラーほどではありませんが、代わりに揺れるテンポが妖しさを引き立てますよ。

最初の夜曲(第2楽章)も演出よく、カウベルのポコポコが素晴らしき効果。

でも凄いのがふたつめの「夜曲」ここでのシノーポリの演奏はこれまた非常に遅いテンポを基調としながら、とても粘る、揺れる〜〜。

終盤のギター/マンドリンの掛け合いも(もともとチャーミングな曲想と思っていたけれど)、ひたすら妖しいのです。

シノーポリってこんなんだったか…、どっちにしても自分の好みの範疇です。



終楽章。冒頭は打って変わって速いティンパニ出だし。でもそのあとはやっぱりやってくれる…。

このタメと見得…、やあ、浪花節的表現とでもいいますか…。良いではないですか。

最後の加速も見事。

☆☆☆☆☆



posted by にこらす at 15:56| Comment(4) | TrackBack(0) | PCオーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

マーラー: 交響曲第5番 シノーポリ

わが地元オンキョーアンプ新調しました。
「新調」といっても、お決まりの太古品の新調です。故郷の地元、ONKYO製のデジタルアンプです。

実はここんとこデジタル入力を装備した、デジタルアンプを探していたんです。
きっかけは、WEBのいろんな情報が発端ですが、自分のPCオーディオ環境における、オーディオディバイスのD/Aというかアナログ出力の音色…。

内部のアナログ段のアンプ部分は性能十分なんかなぁ、との不安。
そこで、いてもたってもおられず、PC→デジタル→デジタルアンプで直にアンプにつないでみようと、入手したアンプになります。
ここんとこ、景気の悪いのがネットオークションの価格に現れています。
80年代後半のまだまだ現役、フルサイズのステレオアンプの場合、保障付きショップの価格でイニシャル価格の20%ぐらい。シロウト出品の動作品だと10%ぐらいが目安でしょうか…。
ワタシの今回のコイツはもちろん送料込みで定価の10%以下の落札値にてしっかりゲットできました。
(本当はもっと弩級のアンプを探していたんですけどねぇ、競合して断念)

で、ついに昨日ソイツが手元に届き、今朝音出し。
アナログ入力は弱いです。
か細く繊細な音色。女性ボーカルだったら相性がいいかな。前のトリオに比べても野太さと温かみに不足しますねぇ…、2クラスは上のアンプなんだけどねぇ。もちろん悪くはないけれど。

次にデジタル(光)入力。
これはメリハリが出ました。高音のヌケが良く、なんといってもアナログよりダイナミックレンジが数段大きくなった感じ。大編成のオケやガンガン鳴るJAZZにマッチするかな。
ここは当初の目論見どおりデジタルで鳴らしましょう!

 

これは名演

さて、今月末です、マーラー5番のコンサートがあるんです。
ともに楽しみにしているとともに、そろそろ予習として同曲のCDを聴きましょうか。

マーラーでも第5番は結構な数のCDを所有しているんだけれども、アンプ環境を変えた確認もあって古めながらデジタル録音をと選んだのは、ジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管のマーラー 交響曲第5番です。
このCDは若くして逝去された、シノーポリ氏の全集の第1弾であって、発売当時ずいぶんと話題になったものです。
インバル氏なんかとともに、マーラー指揮の第3世代の代表として大きくクローズアップされていた記憶がありますね。ワタシもシノーポリ氏の早期の逝去は残念でなりません。
存命ならば今頃きっと2回目のマーラー全集にチャレンジされているころかと…。

♪♪
勇壮で熱い。正調版、20世紀末のマーラーと言ったところか。
マーラー色を色濃く意識し、旨いオケの技量に助けられながら、派手に攻めまくり、絶叫しきり…(特に第2楽章はアツい)。テンポも大きく揺れます。
こういうのは、実演で聴くと痺れるでしょうねぇ。しかしシノーポリの音作りはノーブルさを失わないのでこれも特徴ですか。しかし、ラッパの類のパワー凄い、そしてそこかしこでシノーポリ氏と思われる足の音。
くだんの第4楽章…、映画「ヴェニスに死す」のテーマは泣きまっせ。しばし、嘆息と慟哭…。深い呼吸と低弦のヴィヴィラートの絶妙さ。(マゼールほどエロくないし)
これこそがマーラーが恋仲のアルマに送った愛のメロディやろ…。さすがにワルターの時代にはこんなアダージョはなかったやろね。
終楽章の盛り上がりも凄い!
☆☆☆☆★
(アダージェット最高!)

次回は25日のコンサートと同じオケの演奏があるからこっちを聴いてみましょうか。
(しかし人気の女性指揮者はこの第4楽章をどう演じるのだろう…)

posted by にこらす at 14:58| Comment(2) | TrackBack(0) | PCオーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする