2019年03月31日

マーラー: 交響曲第9番 ショルティ

昨日、午前中に元出向先の方々とショートコースを機嫌よくラウンドして帰宅。食事後くつろいていると、胸がキューと突っ張る。
試しに脈拍をとってみると、脈が時々飛ぶような感じやんか。
これはいわゆる不整脈といわれるヤツだろう…。でももう土曜も午後になっちゃったし月曜まで放置して大丈夫か、と不安になりネット検索すること数分、宅からそれほど遠くない場所に土曜午後も診察している循環器科があるのを見つけ、行ってきました。

待たされること1時間余り、その間ずっとドキドキと脈飛び。
いろいろ調べてもらった結果、原因不明の頻脈と不整脈ということに。

とりあえずは急を要する病気ではなさそうではあるが、これを誘発させた原因がなんかあるはずと、尿検査とか血液取られたりしました。ストレスがあるのではないか、夜寝れないのではないか? と何度も聞かれるが、高血圧も心電図の異常も含めてこれまで全然ないんですよねコレが。
ただひとつ引っかかるのが、腰の神経症で服用している薬品。調べてみると頻脈の副作用が報告されています。
帰宅してしばらくして症状は徐々に収まり始めましたが音楽など全く聴く気になれず。
就寝の頃には通常に戻っていましたけど。
明日、整形外科の定期検診に行くのでお薬のこと、先生に質問してみましょう。

今週は金曜日に年休をもらって京都にお花見旅行の予定がありまして…。ま、数日様子を見て問題ないと判断すれば予定通り決行していいでしょう。


https://www.amazon.co.jp/Mahler-Symphony-No-9/dp/B00000E2L6

音楽は継続中のマーラー9番。本日はSpotifyではなくCDリッピング⇒FLACファイル再生。
第9番には最も似つかわしくないな、というイメージをかねてから抱いているジョージ・ショルティ指揮シカゴ響のもの。1982年録音とのことです。
遅い第1楽章は堂々の30分オーバー、とても精緻なアンサンブル。基本イーブンペースを貫いて抑揚が少ないようにも思えたが、金管がすごい迫力でした。録音が優秀でとても広いダイナミックレンジ。

第2楽章も遅い目のテンポ。でも揺れない、ブレない歯切れ良さ、精緻で余裕なホルン、オケがうまい。
第3楽章ロンド、ブルレスケ。これも比較的遅め、テンポは振れない。
最初のトランペットのファンファーレの後も減速は少なくそのまま行ってしまう感じが興ざめで、もっと揺らしてほしい。最後の加速はいい感じで迫力たっぷり。

終楽章アダージョ。全般24'38"は今どき速めのタインミング。
これも精緻なアンサンブル、透き通ったクリヤな弦はとても美しい。しかしそこに情感が見え隠れしない非常にクールな音楽、これはショルティの真骨頂なんだね。
☆☆☆☆

 

posted by にこらす at 15:06| Comment(2) | クラシックCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月30日

ベートーヴェン: 交響曲第9番 ミュンシュ(1958タングルウッド)

押し詰まってきました。
年末年始に必要な買い物は終えたし、車の燃料も満タンにしたし、床屋にも行ったし…。
日本人ってなんでこんなに年末に事を終えたがるのでしょうか。
「新しい気持ちで新年を迎える」
なんてことが浸透しているのでしょうか
ね。悪いことではないと思いつつ、総国民が同じ行動というのはキモチ悪いものです。

金曜(早上がり)勤務帰りにいった床屋はたまたま空いた刹那に滑り込めたけれど、昨日も今日も前を通ると駐車場がいっぱいです。
これだけは我ながらうまくやれたと…。

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今年最後の第九聴きは強烈激烈演奏。
熱血指揮者、シャルル・ミュンシュ氏が1958年8月のタングルウッドで指揮された貴重な音源です。
演奏オケののタイトルは”ORTF”フランス国立管とボストン響の両方が書かれているので合同オケなんでしょうか。

タイミングをみると、
第1楽章:14分29秒
第2楽章:09分02秒
第3楽章:15分32秒
第4楽章:24分42秒
トータル64分45秒(最後の拍手が約30秒あり)と案外まともな時間割なんだけれど、第1楽章と(特に)第2楽章の激速ぶりが際立ちます。くり返しの具合もあるけれど、このモルト・ヴィヴァーチェは激速(だと思っていた)ライナー盤が10分50秒、ミュンシュのRCA正規盤が10分30秒なんです。この9分は常軌を逸しています。
ちなみに第1第3第4楽章は正規盤のほうが速いので、トータルは正規盤が62分と。これはこれで歴代最速と言われ長らく有名だった演奏でした。

タイミングに現れるだけでなくこの演奏の激烈ぶりは鮮明です。そりゃ録音状態は非常に悪いのだけれど、現場のピリピリした空気が恐ろしいように分かる緊張感…、第1楽章では随所にミュンシュ氏の気合の声が聞けます。

第九の激烈演奏といや、フルトヴェングラーに始まり、トスカニーニやシェルヘン、レイボビッツなと面白いのがいっぱいありますが、RCAの正規盤と並んでコイツはその最右翼だと思います。終楽章の凄さは言わずもがな。

ま、今年は自然災害も多くあって、当地も台風24号でひどい目に会いました。
地球温暖化はもう予断を許さないところに来ているのに、かの国と大統領とこの国の元首には全く無頓着でおられることに憤りを残しつつ、
「スカッと爽やか」
の演奏でこの年の憂さを忘れるといたしましょう。
☆☆☆☆☆
激悪録音なんだけど一聴の価値十分。

posted by にこらす at 15:22| Comment(0) | クラシックCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月20日

ベートーヴェン: 交響曲第7番 カイルベルト

めっきり秋になって、朝晩の温度差が大きい。
会社は風邪が大流行にてあちこちで咳の声が聞こえます。自分は先月に早々と引いています。

お仕事の方は至極順調…。
この人手不足の中、チーム員の補充がなく嘆くこと1年余り…、急に補充の人間が来ることになりました。
「そんな急に言われても」
と皆も戸惑いがあったのですが、そこは受けておかないと。
チーム員が抜けたときのサブ役を引き受けることができるだけの素養がある人なのかどうか…。ま、気長にやってみるだけ。

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「シブい指揮者」のシリーズは今回で終了。最後は、
巨匠筋」
と言われてもなんの違和感もない大指揮者なんですが。

ヨーゼフ・カイルベルトさん。
かつてN響に何度も指揮に来られた方ですから、オールドファンならお馴染みかもしれませんが…。相当古いお方だけ。

この方、レコードの録音が少ないです。
いや、正確に言うとモノラル時代の独墺系オペラの録音が非常に沢山あります。でもオーケストラ音楽が少ない…。お写真にあるテレフンケン原盤の14枚組がほぼ全て、と言っていいぐらいです。そのうち何割かはモノラル録音だし…。

そんな中、今日聴くのは、かのベルリンpoを振った名演奏です。
ベートーヴェンの第7交響曲…。カイルベルトのこの14CD BOXは少数ながらBPOを
指揮した音源が数枚含まれています。そのいずれもが大変な名演奏で、特にブラームスの2番は1000円盤でおなじみのずっと前から私の愛聴盤でありました。
ほかはバンベルク響はハンブルグの歌劇場管を振ったものですから、氏の音源の出来不出来はオケの技量に非常な差があったのが原因だったのかと思われます。

このベト7も前世紀的巨匠的テンポ運びにて、これは自分の非常なお好みのスタイル、交響曲の4楽章の起承転結の「起」を非常なゴツさの表現されているのは、それだけ曲が
「凄いんだよ」との意思表示です。

第2楽章はそれほどの陰鬱さがありませんが、曇ることない重厚な表現。
第3楽章プレストも重めの足取りでBPOの響きが重厚さをアシスト。
くだんの終楽章は「舞踏の神化」なる表現があるが、「踊る」ようなリズムではなくてやっぱり重厚な表現。太いベートーヴェンの表現に終始している感じがします。遅めのインテンポを終始守って、動かず、強い表現。

1959年録音とのこと。々広がりの少ない録音状態が惜しい。
☆☆☆☆★

posted by にこらす at 14:55| Comment(0) | クラシックCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする