季節の変わり目というか、梅雨入りに向かって断続的な雨が続くようです。
今週は火曜日〜昨日まで、大阪実家に行ってました。老母(92)のボケは、投薬の効果なのでしょうか、1年ほど前から進行していないように思います。
でも、投薬開始時にすでにかなり進んでいましたのでもう、物忘れが酷いんです。しっかり納得させたことが、数分後にはまったく覚えていない、理解していない。
今週は火曜日〜昨日まで、大阪実家に行ってました。老母(92)のボケは、投薬の効果なのでしょうか、1年ほど前から進行していないように思います。
でも、投薬開始時にすでにかなり進んでいましたのでもう、物忘れが酷いんです。しっかり納得させたことが、数分後にはまったく覚えていない、理解していない。
オマケに耳がかなり遠い、補聴器の電池が切れていても気が付かない。
普段はひとりでマンションに暮らしているなのですが、平日の日中のデイサービスと週2のヘルパーさん来訪、そして至近に住む兄嫁殿の献身的な介護によってなんとか生きつないでいるというものなんでしょう。
普段はひとりでマンションに暮らしているなのですが、平日の日中のデイサービスと週2のヘルパーさん来訪、そして至近に住む兄嫁殿の献身的な介護によってなんとか生きつないでいるというものなんでしょう。
すなわち、食べ物はヘルパーさんが来たときに好きなものを調理してくれて、兄嫁もちょくちょく冷蔵庫補充してくれているので、それを温めて朝夕食べている感じ。
兄嫁殿には、自分も兄も老母の施設入りを強く勧めるのだけれど、
「可愛そうだから」
と全然取り合わない(ええ嫁ですわ)。
たしかに今施設に預けたら家族の面会もできないのでしょうから…。
とにかくも彼女がさじを投げたら、即施設に入居させるということで兄とは話がついています。
閑話休題
音楽は、ドイツの名指揮者フリッツ・リーガー(1910〜1978)。
この方は、レコード店店頭やレコ芸誌では全く見かけることがないお名前なので、全然知りませんでした。
この方は、レコード店店頭やレコ芸誌では全く見かけることがないお名前なので、全然知りませんでした。
知ったのは1972年、札幌〜ミュンヘンのオリンピック開催に合わせて初来日したミュンヘン・フィルハーモニーの指揮者として。
それも、もともと正指揮者のケンペが来る予定だったのが病気でノイマンに変更され、そのノイマンもビザかなんかの事情で来られなくなり急遽代役となったのがリーガー氏であったとの由。
リーガー氏はケンペの前の首席指揮者であったんで呼ばれたんかね。
いくつかの公演がNHKで中継され、それを見たり、エアチェックしたりして馴染んだもの。特に覚えているのがハンス・リヒター=ハーザーをソリストに迎えてのベートーヴェンP協とブラームスの1番だったか…。でもねこの演奏会、ベトさんのP協はまだしも、ブラームスはなんかヘロヘロだった記憶がありますな。きっと準備不足だったんだろうね。
第4楽章のトランペとなんか酷かったと(記憶違いならスミマセン)。
おかげでそれから長い間、自分のこのオケに対するイメージは所謂「だめオケ」でありました。思いを改めたのはケンペ指揮のブラームス全集を聴いたあたりでやっと。
いくつかの公演がNHKで中継され、それを見たり、エアチェックしたりして馴染んだもの。特に覚えているのがハンス・リヒター=ハーザーをソリストに迎えてのベートーヴェンP協とブラームスの1番だったか…。でもねこの演奏会、ベトさんのP協はまだしも、ブラームスはなんかヘロヘロだった記憶がありますな。きっと準備不足だったんだろうね。
第4楽章のトランペとなんか酷かったと(記憶違いならスミマセン)。
おかげでそれから長い間、自分のこのオケに対するイメージは所謂「だめオケ」でありました。思いを改めたのはケンペ指揮のブラームス全集を聴いたあたりでやっと。
Spotify検索では、(やはり)オペラや協奏曲のバックばかり。唯一シンフォニックな作品の演奏はメンデルスゾーンのイタリア交響曲(1957)。この演奏も良かったけど、困ったときのYoutube、見つけた良演奏は、(大好き)未完成交響曲。これはリンクだけつけておきましょう。
1960年の演奏とのこと、オケは手兵のミュンヘン・フィル。これは板起こし音源で、Spotifyでも出てませんからCD化はして無いようですね。
質実剛健、重厚でゴツい響きはその後のイメージから来る(明るい響きの)ミュンヘン・フィルとは思えない正統派。
強奏部で音が割れてツライですが、終始遅めのテンポ、重くて陰鬱で、曲の特色を実直に捉えた素晴らしい演奏です。
☆☆☆☆
☆☆☆☆
PS: オマケ。
Youtubeでリーガー氏の検索をしていて、すごい映像を見つけました。
バッハの「4台のピアノのための協奏曲」のリハーサル風景なのですが、カラーで高精細であること以上に、演奏者が凄いのです。
Youtubeでリーガー氏の検索をしていて、すごい映像を見つけました。
バッハの「4台のピアノのための協奏曲」のリハーサル風景なのですが、カラーで高精細であること以上に、演奏者が凄いのです。
ピアノがなんと!、クーベリック、サヴァリッシュ、ケンペ、そしてF.リーガー。指揮はクーベリックが兼務。
70年代初頭ぐらいでしょうかねぇ、ミュンヘンを拠点に活躍する4人のマエストロがピアノを弾くバッハは圧巻です(本演奏の映像はないんでしょうか)。
ドイツ語だから何もわからないんだけど、4人の巨匠が、言いたいことを言い募って、納得しながらひとつの作品を仕上げていく…、非常に貴重な資料だと感じました(英語でいいから、字幕があったらねぇ)。
オケはバイエルン放送響とのこと。
貼っておきますんで、ぜひ鑑賞ください。
父は徐々に弱っていったけれど、現役生活のまま突然死してしまった母もボケずに天寿をまっとうしました。いずれ遠くない自分の姿、お互いなるべく鍛えて元気に過ごしたいものです。
大阪にお出かけの際はお気軽にお声をおかけください。北新地駅あたりでお待ちします。
確かにボケは大変です。自分の母は徘徊とか奇行がないからまだいいのですが…。
北新地とは、どうも響きが高級すぎて近寄りがたい駅名ですが、自分のところからも行きやすいです(おおさか東線経由)。ぜひご一緒お願いしますね。
コメントありがとうございました。
popotokuさんは凄いですね、F.リーガーのCDをお持ちとは!
(私はLPを含め音源手持ちありません)
氏はミュンヘンではなかなかの地位のマエストロであったと想像します。
またいろいろと教えてください。
コメントありがとうございました。