2020年03月21日

マーラー: 交響曲第9番 ガッティ

毎日毎日の感染者数の増加は、地方毎に差はあるものの、大都市圏を中心にとどまるところを知らない状態が続きます。
ま、倍々ゲームのような爆発的増加には至っていないというのが大勢の評価なのですけれど、いつ爆発が起きても不思議はないとの報道。

「ここ1、2週間」とか「もうあと10日」のガマンとか言うけれど、それが延々と夏以降まで延長されるような気がしています。
ともかくも、いわゆる高齢者の範疇に踏み入れようとしている自分です。せいぜい自衛して感染しないように務めるしか無い。
と、いうことで、会員になっているスポーツクラブには、来月も休会届を出してきました。

Gatti.jpg

音楽はマーラー。
イタリア人のガッティさん…。
セクハラ問題で世界最高のオケをクビになって以来、やっと最近になってご活躍の足跡を見ることができるようになってきました。自身がなされた罪についてのコメントはありませんが、この方の音楽性についてはおおいに共感しているだけに、今後も音楽活動については追いかけていきたいと思っています。

で、見つけた音源はイタリアRAI(トリノの放送局か)にあった、マーラーの交響曲第9番の映像です。
オケはRAIトリノ・アルトゥーロ・トスカニーニ管弦楽団。
画像の解像度が1024✕756、HDの範疇にはないらない数字ですが、PC(FHD画面での表示)での鑑賞には十分耐えうるものでした。音質も申し分なし。
今トリノはまぎれもなくイタリア北部の都市、悲惨なパンデミックの最中にあると想像されます。
RAIにこの映像の演奏時期について触れられていませんが、当然直近のものではなく先月以前のものと想像されます。

ガッティさんのこの曲、音源としては3種(VPOとRCO2種)の最近の放送音源を持っていますが、これは随分と変化したスタイルとなりました。
ネバっこく、濃厚なマーラー臭を持っていたスタイルが、かなり冷めた演奏のように思えました。
すなわち第1楽章など、遅く粘って行きつ戻りつ、大きくテンポを動かすスタイルが、それほどでもない。特に後半の速度は以前に比して相当の疾走でした。ティンパニの強打も目立たなかったしね。

しかし。
くだんの終楽章、VPOやRCOとオケを比べてはイケナイでしょうか。
マーラーおきまりの両翼配置ではないけれど、重厚な重い響きの弦は特筆モノではないかと感じます。
そして此処は濃密なマーラーの世界。マエストロのウンウン唸る声も絶好調でした。
27分間の愉悦。
☆☆☆☆★

posted by にこらす at 14:53| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする