2019年08月31日

ベルリオーズ: 幻想交響曲 ミュンシュ

本日で8月もおしまいです。
夏が終わるということは、寂しいものです。春はなぜかワクワクするけれど、晩夏〜秋にかかるこの季節、なんかしっくりこないものです。


Munch_Berlioz.jpg
amazon/幻想交響曲

フランス人指揮者による、幻想交響曲の連続聴きのトリはこの演奏です。
全盛期の決定的演奏として上げてよい奇跡の演奏。シャルル・ミュンシュ指揮パリ管の音源は、この楽団の創設とともに指揮者に就任された1967年当時のもの。

この音源、Spotifyさんのリストにはありませんね。ちなみにアマゾンミュージックにもないみたいだから、なんか権利保持者側の意図があるんでしょうかね。CDも持っていないのでしかたなくYoutubeよりPC再生しています。
Youtubeには非常に高精細の音源がありました。
67年録音だからすでに30年以上経過しパブリックドメインとなっており、違法性はないと思われます。

この演奏を最初に聴いたのは70年頃でしょうか…。兄が買ってきた2000円のLPに衝撃を受けた思い出があります。特に第4楽章「断頭台への行進曲」におけるおどろおどろしき雰囲気とうねりまくる音の洪水に圧倒されたのでした。

今あらためて聴いてみると、当時衝撃を受けたほどの凄味は感じませんが、第4〜終楽章にかけての金管の音の張りとキレの凄まじさ、打楽器の明快さが最も際立っていて、それにくぐもった弦が重なることで恐ろしき雰囲気を際立たせているのかと感じました。
第1楽章冒頭から、息もつかせず音のうねりに引き込まれます。低弦の鳴りが深くて、それも怖い印象を増長。

この演奏を知る前と、経験した後ではこの曲に対する解釈と期待が変わるほどのエポックメイキングな演奏だったかと思う。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 13:14| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月25日

ベルリオーズ: 幻想交響曲 マルティノン

今日は結構暑いけれど、ひと頃のことを思えば灼熱とまでは行かぬ感じ。
暑さのピークは超えたなと実感できます。ま、お部屋はエアコンガンガンですけどね。

Martinon_Berlioz.jpg
https://www.discogs.com/ja/Hector-Berlioz-Orchestre-National-De-LORTF-Jean-Martinon-Symphonie-Fantastique/release/3311570

自分はこのジャケットの幻想交響曲が大好きです。
大学時代に買ったレコードだったと記憶しますけれど、このジャケットでした。今も押し入れを探ると出てくるはず。
そして、この音源はCDでも所有していますが、いつもながらSpotify経由での聴取です。

ジャン・マルティノン指揮フランス放送管の演奏。1973年の録音とのこと。
この演奏はとにかくコルネットの動きが素晴らしい効果。第2楽章がとても派手に鳴り渡ってる。

演奏自体は基本クールで感情をあらわにしないが、なかなかの残響のなかで起伏は大きめで、第3楽章など美しい音のうねりに身を任せているとうっとりするような陶酔に見舞われます。特にその終盤、テンポをグッと落として朗々と歌う情景。
70年前後のEMI録音はとやかく言われていることが散見されますが、これは好録音ではないか。
全体的にクールで気高いスタイルはマルティノン&パリのオケによる、「ご当地もの」への自信の表れとでもいうか…。

「断頭台への行進曲」は、遅い歩みがGood。これも絶叫しないけど、非常にカッコいい、チューバもすごい。コルネットもなっている(らしい)。
終楽章もノーブルでカッコいいスタイル。ホールの残響が多めで曲の雰囲気に合っている。テーマ転換と同時に大きくテンポを変えて、いつもながらに雰囲気たっぷりの演奏でした。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 12:22| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月24日

ベルリオーズ: 幻想交響曲 スーストロ

台風のため予定をあれやこれや変更せざるを得なかった連休はとっくに過ぎて、残暑もすっかり和らいできたと感じられるようになってきました。
休み明けのお仕事の方も、経験なく無知なくせに横柄な若者(もと部下)の対応に血圧上昇&胃のダメージを受けつつも、なんとか無事1週間経過することができました。

水曜日に行った病院検診も、術後経過は非常に良好…、お風呂と運動の制限をなくしていただきました。本日よりスポーツクラブ復帰し、筋トレ行いたい。

Soustrot_Berlioz.jpg
https://www.amazon.co.jp/Berlioz-Symphonie-fantastique-R%C3%AAverie-orchestre/dp/B0040CT8KM

今日聴く幻想は、お名前ぐらいしか聴いたことのない指揮者殿の演奏。
マルク・スーストロさん…、1949年生まれだそうです。南フランスのリヨン生まれ、自分より少し上の年代のお方です。

演奏はロワールフィルハーモニー。
90年代と思われる優秀デジタル録音です。

第1楽章第2楽章…、丁寧なテンポ運びで録音の良さもあって非常に爽やか、オケの響きは非常にクリヤでダイナミックレンジも非常に大きい。
好演奏でしょう。
特筆は第3楽章「野の風景」。フランス中南部のこのオケは、ベルリオーズの演奏は堂に行っており、非常に美しいアンサンブル。
「断頭台への行進曲」はティンパニ太鼓の炸裂も鮮やかながら、冷静さを失わず遅めのテンポのまま…、怖い雰囲気なしのクールな表現でした。

終楽章、スタイルは変わらずひたすらクール。遅い歩みでインテンポを貫いて最後まで突き進みました。
☆☆☆☆

おなじみSpotifyでの聴取でしたが、こういった音源の発見をするのもソース無尽蔵な音楽配信の楽しみと言っていいでしょう。
posted by にこらす at 12:17| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする