2019年07月21日

モーツアルト: 交響曲第41番 ベーム('73 VPO)

先週末はわかシブチン社恒例の新盆休暇ということで、土〜水と5連休でした。
大阪の老母訪問やら、温泉旅行やらに行って、水曜はかねて予約の大型総合病院へ…。

持病の治療相談のため、かかりつけ整形外科より紹介いただいたのですが、結果即手術となりました。
病院は決断速いです。かれこれ1年以上苦しんだ症状について、やっとハッキリ治療方針が出たことになります。

よって今週水曜より1週間ほどの入院となりました。
次の週末は病院にいますということです。今日のうちにいろいろ準備しておきましょう。

Bohm_Mozart41.jpg

音楽の紹介の方は、心優しき巨匠:カール・ベームさんの最終回といたします。
最終回はブルックナーかと悩んだのだけれど、名盤とのほまれ高い第4番(DECCA)は、少々苦手な曲でしたのであきらめて、最初に聞いたモーツアルトの晩年録音をとコレにしました。
73年録音だから、晩年ではありませんでしたね。でもしっかりとその演奏スタイルは、悟りを開かれたあとの「心優しき」ベームさんの美しき音楽…。

ひたすらマイルド、テンポはゆっくりとしていてしびれる美しさのVPOの響き、歳とったらやっぱりこんなモーツアルトに痺れますよ。
特に第3楽章メヌエットの極遅の歩みはどうでしょうか。
揺るがぬインテンポ、それに答えるVPOの絶妙のアンサンブル…、これを芸術と呼ばずしてなんなのでしょう。
これこそ珠玉の5分44秒間でしたな。

終楽章もワルターのような緊張感はありません。でもね、それに代えての何とも言えない安心感はなんだろう…。オケがVPOということもありますが、これがまさにベームさんの音楽なのでしょう。
☆☆☆☆☆

モーツアルト、ベートーヴェン、ブラームス。ベームさんの音楽はリファレンスと呼ぶにふさわしい音楽でした。
posted by にこらす at 13:03| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月07日

ベートーヴェン: 交響曲第6番 ベーム

曇り空。
本日もほとんど日が指すことはなさそうです。
でも、雨はふらなかったな。
家人は京都に出かけましたが、暑いらしいですよ。
さて、今週も波風なくスッキリと仕事終えたいものです。

Beethoven6_Bohm.jpg
HMVのページ

ベームさんの音楽を追いかけています。私の記憶によると、70年代台末降、氏の最高傑作と評判の高かった音源は下記。オケはいずれもVPOです。

@モーツアルト:レクイエム
Aベートーヴェン:田園交響曲
Bブルックナー:交響曲第4番

で今日はそのAを聴いているわけです。
同曲のベストといえば、ステレオ最初期時期に録音されたワルターのもの。
このVPOとの音源は、その評判を抜いて当時ベスト盤にのし上がった極上演奏です。そしてその地位は今も揺るがずと思います。

晩年のベームさんのスタイルは、ゆったりしたテンポを基調に、気品高く美しく歌うベートーヴェン。そしてまろやかで優しい。
ここまでノーブルな演奏はありませんね。ブラームスはBPOがいいと言った私ですが、ことこの曲に関してはVPOのトーンが最高です。
とにかく第2楽章「小川のほとり」における木管楽器の掛け合いの美しいこと…、絶品のハーモニーです。

激しいながら我を忘れない第4楽章「雷鳴」と、第5楽章は大地への感謝を朗々と歌います。素晴らしいハーモニー、美しい。

大学生の頃はこの演奏、(ワルターに比べて)少々ダルいなんて思ってましたが、今聴き直してみてその素晴らしさに心服いたしましたです。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 16:14| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月06日

ブラームス: 交響曲第1番 ベーム('75 VPO)

今朝は小雨模様でしたが、今はすっかり上がって梅雨らしい曇り空となっています。
西の方はたいそうな大雨で、ハンパない避難指示が出ていました。
異常気象は年々その以上度合いを強めてくる傾向です。もともと雨が多くて水源が豊かな日本…、この時期ゆっくりと降る雨なら歓迎なのですが、集中豪雨はゴメンです。

Brhams1_Bohm_VPO.jpg
Amazonのページ

音楽は先週に続いてベームさんの音楽ですが、同じくブラームスの第1交響曲。
今度は前回から16年後、1975年にウィーンpoを振った音源となります。この音源はブラームスの他の交響曲と併せて一気撮りされたもので、レコード・アカデミー賞(レコ芸)を受賞した名演奏です。
前回のBPOから比べてのタイミングがめっぽう遅くなっています。すなわち、

第1楽章:12'40"→14'13"
第2楽章:09'31"→10'41"
第3楽章:04'33"→05'05"
第4楽章:13'38→17'52"

といった感じで恐ろしい変わりっぷりです。
演奏のスタイルは猪突猛進型→スケール大、枯淡の円熟型!!

BPOの演奏も素晴らしいのですが、時代のカリスマフルトヴェングラーがなくなってカラヤンが有名になる寸前の時代、氏の演奏スタイルも未だ潮流に流されつつのああいう感じだったのでしょう。

打って変わってこのVPO盤。
まさに枯淡の境地を築いた孤高の演奏です。
時代的に意識すべきは、ヘルベルト・フォン・カラヤン。
氏はその事実を思い知ってかどうか知りませんが、カラヤン氏のスタイルとは対極の枯れた演奏を氏のスタイルとして演じられることになりました。
それは、このブラームスだけにとどまらず、ベートーヴェンもモーツアルトも…。

そしてこの日本においても、このスタイルは大いに受け入れられたのでした。
VPOを伴った数回の来日公演においてのベームさんの人気には当時大学生だった自分も全く追従できませんでした。
だから、カラヤンさんの来日公演には行けたけど、ベームさんのそれには全く近づけませんでした。
今思えばとっても惜しいことだったと悔やんでいます。

私は常々、この曲の演奏オケはBPOかRCOがベスト(指揮者を抜いてのお話です、弦の重厚さにおいて)と思っていたのですが、ベームのこの演奏だけはVPOの素晴らしいアンサンブルに心打たれて敬服いたしました。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 14:40| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする