2019年06月29日

ブラームス: 交響曲第1番 ベーム(BPO)

梅雨らしい毎日が続いています。
報道がやたら騒ぐ台風も(少なくとも当地は)ちょっとした雨ぐらいの感覚で生活には何の支障もありませんでした。
此の夏、これから幾つの台風が日本に接近するのかはわかりませんが、数は多くてもいいからなるだけ小さい規模に留めておいてほしいと思うのは自分だけか。昨年は怖い目にあっただけに。

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ベームの音楽は、未だステレオ最初期の音源を当たっています。
このブラームス1番は1959年の録音。
名高い名演とされてきた音源で、70年台のレコ芸でも、ベスト盤に上げる評論家さんもいました。
他はカラヤンやフルヴェングラーやワルターだったかな。
演奏スタイルは非常に前のめりの、エネルギッシュで若々しいスタイル。

中学生当時ウチにはこの曲、このベーム盤とワルター、ケンペ(BPO)、クレンペラーがあったけど、ワルターが一番お気に入りでした。
この演奏がこんな感じだったと、何十年ぶりに耳を改めましたな。

第1楽章は激烈猪突猛進、第2楽章はBPOのホルンとコンマスのソロのつかの間の美しさ。
第3楽章は速いねぇ、あっというまに過ぎた。
終楽章、コラールのホルンはものすごいパワーを見せてくれます。メイン主題の弦楽もBPOの面目躍如…、速いテンポではあるがたっぷりした重厚感でブラームス独特のゴージャスな音声空間。
終焉部に向けては、これまたBPOの実力発揮のパワー。終盤の加速も見事。
同じ時代同じオケで録音されたケンペ盤(EMI)はこんな迫力だったか??
録音状態の差が出てしまいましたかかね。モーツアルトはいまいちだったけどこいつは瑞々しい音・ダイナミックレンジですよ。
(LPは互角だったかと記憶)

BPOの集中力も半端なく、リフレインなしトータル43分の音楽を疾風のごとく演じてくれていました。
☆☆☆☆☆

このあと70年台のVPOとの演奏で如何に豹変するのかを楽しみに…。

posted by にこらす at 14:44| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月22日

ベートーヴェン: 交響曲第5番 ベーム('53・BPO)

とても梅雨らしい空模様。
毎日朝晩は暑くなくて、去年に比べたら過ごしやすい6月なのではないでしょうか。
ともかくワタシは通常の土日のメニューをこなすのみ。体力維持のための運動と、自身のお楽しみ数々。

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その中でも音楽はカール・ベームという指揮者のお勉強。
カラヤン全盛の時代の中にあって、70年台氏はアンチカラヤンの期待を一身に集めたような存在ではなかったか。

でもワタシの聴きたいのはまずはその前の時代、カラヤンが時代の寵児としてもてはやされる前の時期、レコードで言えばステレオ黎明期とでもいうか。
先日のモーツアルト交響曲全集を始め、DGを中心として少なからずの音源がありました。

今日はベートーヴェン。1953年、ベルリンpoを振った第5交響曲です。
後にVPO時代の演奏も聴いてみたいと思っているのですが、両者の違いは歴然としているようです。

1953年といや、音楽壇の頂点はカラヤンではなく、フルトヴェングラー。
そしてオケだってその手兵ベルリン・フィルハーモニー。
その影響を色濃く受けた激烈的演奏になっていましたね。

音源は時代的に惜しいモノラルなんだけど、同時代のフルトヴェングラーのたいがいのものと比べてもなかなか聞ける音質だと思うし、特色もよく捉えています。

第1楽章の冒頭からこれはもう20世紀前半の感情吐出型演奏のスタイルであって、
「素晴らしい」
と漏らさずを得ない集中力とパワー。1894年生まれだから、60歳前だっけ、
「ベームだって若い」
と思わせる力強い演奏でしたな。
☆☆☆☆
posted by にこらす at 14:13| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月16日

モーツアルト: 交響曲第39番 ベーム(BPO)

昨日はハッキリしないお天気かつ時折突風をともなう強風があって、非常に不安定でした。
六甲山のふもとで開催の女子ゴルフトーナメントも、雷雲で長時間の中断を余儀なくされたあと、強風でエライことになっていました。
で、一夜明け今日はなかなか穏やかそうな良いお天気です。最高気温も28℃程度とのことですから、爽やかな陽気でしょう。


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音楽は、(忘れられし大指揮者)カール・ベーム氏。
昨日言及しましたが、ステレオ初期時代に録音されたモーツアルトをどうしても聴きたくて今一度SPOTFYさんを探ることしばし…。
このジャケットの音源は状態がよろしそうです。
「2000 Deutshe Grammophone GmbH, Berlin」
のタイトルがあります。

これはいいですね。
おそらくは、ワルターの名盤と同じ時期に録音された演奏、ワルターがコロンビア響と、少々非力なオケを振っているの対し、こちらはベルリンpoと、世界一の楽団。違いはありますがどちらも懐かしい20世紀的巨匠的アプローチであって、響きの厚い、非常にシンフォニックな演奏でありました。

ワルターの名盤に見るような、(ウィーン的とでもいうか)甘味な情緒はありませんが、実直で重いスタイルは期待通りのさすがの職人的演奏と感じました。
まさにリファレンスたるべき名演奏。
☆☆☆☆☆

 

posted by にこらす at 07:47| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする