2019年04月30日

ベルリオーズ: 幻想交響曲 エッシェンバッハ

長期のお休みです。
わがシブチン会社は、世間の10連休ならず9連休でして次の月曜が出勤です。
初日の27日より大阪の老母のご機嫌伺いに行っておりまして、今朝方戻ったところ…。
今日からはお気楽なメニュー消化といきたいですな。
ま、今日はこのあとネットオークションへの出品などに時間を裂きましょうか。

音楽は、この4月12日に行われたコンサートの模様のYoutube映像。配信元はSWR(南西ドイツ放送)。

(贔屓筋)クリストフ・エッシェンバッハ指揮SWR響の演奏で、ベルリオーズの「幻想交響曲」。
この曲は氏のお気に入り曲のひとつと思われます。なんとなれば、いろんなオケと共演した音源が公開されているし、これ以外の動画もあったはず。そして、CDも所持しております。CDのオケはフランス国立管だったか…。

ドイツの指揮者、ドイツのオケによるベルリオーズ。
ドイツ式のお硬い表現も見えるけど、そこはエッシェンバッハでしょう。
ファゴット4、オーボエ2(うちコールアングレ持ち替え)、フルート2(うちピッコロ持ち替え)、クラリネット2、ホルン4、トランペット2、コルネット2…、楽譜に忠実な大編成のオケが非常に美しく鳴りますよね。もちろんお約束の両翼配置。

第1楽章/第4楽章のリフレインもきっちり行って57分あまり、色彩豊かな大作=この一大スペクタクルを非常に手慣れたスタイルで楽しく演じてくれていました。
ブラボー、エッシェンバッハさん。氏のFacebookはしっかりフォローしているから一度コメントを入れてみようかなと思っている今日このごろです。
☆☆☆☆☆

posted by にこらす at 14:44| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月20日

マーラー: 交響曲第9番 マゼール '96

先週土曜日、於大阪フェスティバルホール。
尾高忠明さん指揮大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏での、マーラー交響曲第9番を聴いてまいりました。
会場には井上道義さんもおられたようで、そのことが氏のFacebookページに記されておりました。
氏は尾高さんのことを「盟友」と呼び、おふたりの親交ぶりがしのばれるメッセージでした。
中でも、その第1楽章の表現について、何かしら批評をされているようでした。ま、自分にはその専門用語がわからんので「?」でしたが。

とにかく、尾高さんらしく硬派で実直な演奏だったと思います。タイミングはきっと正味80分ぐらいのもんでしょう。堪能しましたよ。フライングのブラボーもなかったし。
終了後の大拍手の中、氏はご病気で少々休養をされる旨のコメントをされました。
しっかり養生されて元気に指揮台に戻ってきてほしいもの。

 

それで、復習がてらに今聴いているのはマゼールさんの演奏。
1996年、バイエルン放送響を振ったDVDから…、音声部分のみをPCで高品位再生しています。
なんせこの演奏、クーベリックの追悼コンサートだったと思います。とにかく、マゼールさんのお顔が終始怖いので音のみで勘弁して。

スタイルは90年代以降の氏のスタイルであって、ギトギトのマーラー臭ムンムン。
第1楽章のスタイルは2000年台になってもっと徹底した怨念型ですから、自分はそちらのほうが好きですが、こちらは少々中庸寄り。
第2楽章は終始遅めのテンポを貫いていて、ワルター以来、自分はこんなんが好き。

第3楽章も遅い。これがマゼールスタイル。
でもここは加減速多くて、中盤のファンファーレの後は超微速前進、痺れます。終焉部は適度な加速、すごい迫力。
アダージョは怨念たっぷりの入魂演奏ですわ。
☆☆☆☆☆

posted by にこらす at 14:51| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月07日

マーラー: 交響曲第9番 コンドラシン

一気に初夏の陽気。
金土と、京都に行ってきました。
屈指の観光都市、しかも桜の最盛期とあっては、どこもこも観光客でいっぱいという様相でしたよ。
特に街なかのバスの混みようは尋常ではありません。地元の方々が「乗りたいのに乗れない」と言われる状況が有名になってきましたがまさのその通りと感じました。

でも、混み合っているのはだいたい「名所」と言われる場所だけであって集中し過ぎということなんですね。
誰もいない神社やお寺さんもたくさんあって、美しい桜はそういうところでじっくりと楽しみめるのです。
いくら写真を撮りたくても、樹下でお花見の衆が溢れている状況では、汚くて絵にならんでしょうが。
さすがに鴨川べりの桜並木は(いくら人が一杯でも)素晴らしいもんです。わずか6年間だけど、こういう場所に住んでいた自分が誇らしい…。

さて、つぎの土曜は大阪フィルの演奏会でマーラー第9を聞いてきます。ということで予習の音源。
キリル・コンドラシン指揮モスクワpoの音源は、1964年録音とのこと。
私はかつて、このコンドラシン氏指揮のマーラー9番を激賞したことがあります。その演奏は、1967年東京文化会館での同曲の日本初演演奏のライブでした。
それはもう、手に汗握る白熱した熱演でしたね。そしてこの音源もそれから遡る時代のものですが、そのスタイルをそのままスタジオに持ち込んだような熱き演奏であり、血は肉たぎり、息つく暇ないほど説得力の強い演奏でした。

前編のタイミングは74分あまり、速いテンポであるのは間違いないことです。そしてそれは、現代マーラー演奏の主体を占める「マーラー的」粘着質抑揚誇大の演奏からは全く対局にある純音楽的美的かつ激烈な演奏でした。

第1楽章が特に入魂で激烈、第2楽章はノリ踊るようなリズムで刻むレントラー、弦楽は荒いけれど、おなじみロシアンホルンが余裕のヴィヴラート。
第3楽章も歯切れよく疾走する。トランペットのファンファーレの後もテンポダウンが少なく、そのまま疾走もこれはこれで一貫したスタイルだと許容できる。終盤の加速とホルンのパワー。

くだんの終楽章アダージョはムンムンした暑苦しさを感じさせるのではなく、純粋の音楽を追求した気迫と熱意に打たれます。そしてこの素晴らしい音楽…、言うことなし。

東京ライブのような鬼気迫る圧迫感はない。が、納得できる素晴らしい演奏。
☆☆☆☆★

posted by にこらす at 14:31| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする