2018年10月27日

マーラー: 交響曲第9番 バーンスタイン

穏やかな週が終わって、午前中は雨が降ったり止んだり…。
午後になってやっと晴れてきました。
朝ドテラを羽織っていた同じ場所で、晴れてきたこの趣味部屋にいると、シャツ1枚になっても汗かきます。
窓開けると音が漏れるし、今更冷房するしかないか…。

温度差が激しい季節…。
そういや、今朝行った行きつけ内科(自分は胃腸の定期検診だけど)、マスクして診察並んでおられる方がずいぶんとおられましたもん。

image

気儘に大好きな音楽を流しています。
本日はマーラー9番。Spotify経由の再生ですが、よくよくCD棚を見るとこのCD、持っていませんでした。LP時代から馴染みだと思っていたけど、ひょっとして今はじめて聴く音源??かもしれません。

レナード・バーンスタイン指揮NYPOの演奏。1965年12月の収録とのことです。
LP時代、兄がこのバーンスタインの全集BOXを所持していて、1回ぐらいは触れたことがあると思われますが、記憶はありません。LP時代にはワルターの演奏しか聴いていなかったですから。(その後大学に入ってバルビローリ指揮BPOの2LPを入手)
で、CD時代になっても出会わなかったのですね。新宿ディスクユニオンの棚になかったか、値付けが高かったのか。

♫♪
第1楽章はさすがに粘る演奏で、これこそ今日のスタイルの原点がこの時代にすでに出来上がっています。ティンパニの強打もハッキリしている。
第2楽章は流麗なレントラーと言いたいところですが、少々走り気味。NYPOが響き荒いところが少々惜しい。そしてここがワルターの激遅テンポと最も違うところだな。

レニー氏のマラ9の真骨頂は第3楽章の疾走。これは、最後のアダージョで入魂、悲しく歌うための伏線です。
最後の激加速はBPOの歴史的演奏ほど狂気じゃない。

アダージョはレニー入魂の音楽。
氏のスタイルは年を追うごとに遅いテンポ使いになっていきますが、この時代は23分弱のタイミングで、現代の演奏スタイルから見るとかなり速い部類です。
ただ、熱き心の入魂具合が非常によく感じられる熱気であって、レニーが汗して陶酔の表情で指揮される姿がリアルに目に浮かぶようです。
NYPOの弦の音色はイマイチで、天国に昇る美しさは得られないでいるのが惜しいが、ひしひしと伝わる指揮者の鼓動に感服できる熱気であった。
☆☆☆☆

posted by にこらす at 15:07| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月20日

ベートーヴェン: 交響曲第7番 カイルベルト

めっきり秋になって、朝晩の温度差が大きい。
会社は風邪が大流行にてあちこちで咳の声が聞こえます。自分は先月に早々と引いています。

お仕事の方は至極順調…。
この人手不足の中、チーム員の補充がなく嘆くこと1年余り…、急に補充の人間が来ることになりました。
「そんな急に言われても」
と皆も戸惑いがあったのですが、そこは受けておかないと。
チーム員が抜けたときのサブ役を引き受けることができるだけの素養がある人なのかどうか…。ま、気長にやってみるだけ。

image

「シブい指揮者」のシリーズは今回で終了。最後は、
巨匠筋」
と言われてもなんの違和感もない大指揮者なんですが。

ヨーゼフ・カイルベルトさん。
かつてN響に何度も指揮に来られた方ですから、オールドファンならお馴染みかもしれませんが…。相当古いお方だけ。

この方、レコードの録音が少ないです。
いや、正確に言うとモノラル時代の独墺系オペラの録音が非常に沢山あります。でもオーケストラ音楽が少ない…。お写真にあるテレフンケン原盤の14枚組がほぼ全て、と言っていいぐらいです。そのうち何割かはモノラル録音だし…。

そんな中、今日聴くのは、かのベルリンpoを振った名演奏です。
ベートーヴェンの第7交響曲…。カイルベルトのこの14CD BOXは少数ながらBPOを
指揮した音源が数枚含まれています。そのいずれもが大変な名演奏で、特にブラームスの2番は1000円盤でおなじみのずっと前から私の愛聴盤でありました。
ほかはバンベルク響はハンブルグの歌劇場管を振ったものですから、氏の音源の出来不出来はオケの技量に非常な差があったのが原因だったのかと思われます。

このベト7も前世紀的巨匠的テンポ運びにて、これは自分の非常なお好みのスタイル、交響曲の4楽章の起承転結の「起」を非常なゴツさの表現されているのは、それだけ曲が
「凄いんだよ」との意思表示です。

第2楽章はそれほどの陰鬱さがありませんが、曇ることない重厚な表現。
第3楽章プレストも重めの足取りでBPOの響きが重厚さをアシスト。
くだんの終楽章は「舞踏の神化」なる表現があるが、「踊る」ようなリズムではなくてやっぱり重厚な表現。太いベートーヴェンの表現に終始している感じがします。遅めのインテンポを終始守って、動かず、強い表現。

1959年録音とのこと。々広がりの少ない録音状態が惜しい。
☆☆☆☆★

posted by にこらす at 14:55| Comment(0) | クラシックCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月13日

チャイコフスキー: 交響曲第5番 ロジェストヴェンスキー

今週も何事もなく過ぎてゆき、無事に週末を迎えております。
今朝はヤボ用あって、県東部まで電車で往復…。
普通ならば有名なお宮などへお参りするべきなんですがそれもちょっと無理で…。

image

で、音楽聴いています。
私、この方がご逝去されていたこと、知らなかったんです。
この6月16日だそうです。
ロシアの大指揮者、ゲンナジ・ロジェストヴェンスキーさんのことです。
スヴェトラーノフさんに続いて、惜しいと思いますね。だって、これだけ個性の強い指揮者はもう21世紀のこの時代には出てこないかと思うんです。スヴェトラーノフさんも同じく。
そんなアクの強い、爆演家といっても良い氏の音楽。

ブルックナーやマーラーも聴きたかったんだけど、この際氏を知るきっかけになった音楽。チャイコフスキーの第5交響曲です。
昭和40年代末だったでしょうか、モスクワ放送響を率いて来日され、その中にはショスタコヴィッチの第15交響曲の初演演奏もあったかと…。
このチャイコフスキー5番とともにNHKで中継されましたですね。

パワフルな金管、甘くせつなく歌う弦楽…。
ロシアの指揮といえば当時ムラビンスキーだったんだけど、このチャイコフスキーを聴いてなんと楽しい音楽なんだろうと思ったものでした。

今日Spotifyより聴いているのはそのモスクワ放送響ではなくて国立ソヴィエト文化省響の演奏のようです。84年の演奏とのこと。
残響は少ないがとっても元気の良い、良くなるオケと捉えた良い録音かと感じました。

恐ろしく鳴るティンパニ、第2楽章でのホルンソロ、木管の各パートの甘〜いヴィブラートに酔いしれて氏を偲びましょう。モスクワ放送響の音源だともう少しお下品だったような気がしますが、この音楽はちょっと普通寄りに変わってるんかな

ロジェストヴェンスキーさんのご冥福をお祈りします。

posted by にこらす at 15:06| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする