2018年09月30日

リムスキー=コルサコフ: 交響組曲「シェエラザード」 フレモー

台風がやってきます。
でも当地は現在、そんな素振りを微塵も見せず、今は小雨が降ったり止んだりといった感じですかね。
昨今は予報の精度が向上した効果もあってか、公共交通機関の運行やスポーツイベント等は早々に中止を決めてしまわれます。
それが悪いとは言いませんが、「何かあったら…」の事態に対する「想定」に対して少々逃げ過ぎではないかとも思うのです。

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今日の指揮者として、ルイ・フレモーという指揮者の音源を聴いています。

フレモーさんはフランスの指揮者で、自分の若い時代にはモンテカルロ歌劇場管を指揮した「幻想」が有名だったです。
Wikiによれば、氏は1921年生まれ、
とても長生きをされて昨年に亡くなったばかりとか…。
そういうニュースは全然知らなかったですね。

氏はそのモンテカルロ時代のあと、UKに渡られて、バーミンガム市響の音楽監督であられたらしい(全然知らなかった)…。
若きラトル氏がそのオケのシェフに収まる直前のことですな。

音楽は、「シェエラザード」。
千夜一夜物語の妖艶なる物語を綴った交響組曲は、1989年、ロンドン・フィルを振った音源とのこと。
氏はバーミンガム市響時代以降、CDなどでロンドンのオケとも数多く共演されているようです。

ストコフスキーのフェイズ4録音を何回も数聴いてきた自分には、ソロのヴァイオリンもオケの響きも妖艶さやねちっこさに欠けていて少々物足りないのは間違いないのですが、優秀録音、歯切れよく潔い爽やかさは好感が持てると思う。
ストコの音源が異端だわな。

フランス物を中心に多くの音源があるようですから、ちょっといろいろ聴いてみましょう。
☆☆☆

posted by にこらす at 14:45| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月29日

サン-サーンス: 組曲「動物の謝肉祭」 C. クローヴス

先週末は故郷の大阪行き。
法事の予定と、慶事の予定をしっかり聞いてきてました。
まずはその法事、次々月早々にも家人とまた大阪実家に出向かないといけません。

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昨夜、NHK Eテレ(決して「教育テレビ」と呼ばないように…)を見ていて、この曲の真髄を知った想いなのです。
サン-サーンス作曲「動物の謝肉祭」。
英題をみると、
”Fantastic Zoology”となっていますから、ずいぶんと趣の違う表題だなぁととも思う…。

で、指揮者は昨今のこのブログの流れから、サー・チャールズ・クローヴス氏を選ばせていただきました。
写真のジャケの演じるオケはフォルハーモニア管ですな。

この曲、演奏をとやかく言えるものは何も持ち合わせていませんので、評はできかねます。
でも、小学生(中学だったかも)のころ音楽室にて聴いた音楽には、てっきり動物を描いた子供向け教育音楽と解釈…。
でも実態は全く違うのでしたね。

真骨頂は最後の4曲に集約できます。
11曲:ピアニスト
12曲:化石
13曲:白鳥
14曲:終曲

動物達をいいろいろ音楽で語りかける中で、この「ピアニスト」とは人間のこと。
人もまた動物の一つとして捉え、ピアノ練習曲的な単純な旋律をもって、当時の音楽界、人間社会への強烈なアンチテーゼとして捉えているわけです。
そしてその後の曲が「化石」。
それこそ、こんな社会は石になって固まってしまえ、と。

かの音楽室で聴いたこの曲、なんで動物の音楽に「ピアニスト」と「化石」が入っているのか疑問に思っていたことが昨夜突然NHKさんのおかげで解けた、ということです。

その次曲がとりわけ美しい旋律の「白鳥」。
これこそがサン-サーンスが曲に秘めたメッセージ。
音楽は素晴らしい、音楽は万物を救う!

偉大な作曲家だったのですよ、サン-サーンスは。
クローヴス氏の演奏はスケール大きく、音質極上。「白鳥」のチェロも素晴らしい。
おしいただいて、再聴。。。

 

posted by にこらす at 14:09| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月16日

ラヴェル: 「ボレロ」 シェルヘン

やっと晴れました。
スーパー台風はあっという間にフィルリピンを抜け、通常の勢力となって中国大陸へ抜けました。
太平洋側に住んでいると、このようなスーパー台風(瞬間風速80m/sとか)にいつか直撃を受けるのは明らかです。その風力は(最近よくニュースで見る)竜巻などと同じレベルですから、一戸建て住宅だと屋根を持っていかれかねませんよ。
このことをいくら家人に説いてもわかっていただけない。ここのところの気象の変化(異常気象という)は、人災なんですよ。
そしてまだまだ酷くなってゆく。

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今回紹介の指揮者はヘルマン・シェルヘン氏。
この方も廉価LPで聴いた音源がありました。オケはウィーン国立歌劇場管。
我が家には「動物の謝肉祭」の17cmLPがありましたネ。

聴いている音楽は「ボレロ」なんですが、これはもう、いかにもヘンテコな演奏。
ボレロといや、曲を一貫して不変のリズムを奏でる小太鼓がポイントですが、これの音が変。めちゃくちゃ変だ。
いろいろ調べてみると、スネアを外して叩いているのではないかとのこと。

だから音がポンポンといった安っぽいいわゆる「太鼓」の音で、自分にはデンデン太鼓に聞こえましたです。
で、クライマックスに向かって音がクレッシェンドするこの曲ですが、シェルヘンさんの場合、どうもそうではない。逆に音を抑えたりして。
こんなヘンテコかつ不可解な(成功しない)爆演は珍しいですね。

確かに爆演王のシェルヘン氏ですけど、コイツはどう見ても外しましたか。
☆☆

続けてマーラー1番など聴いてみましょう。

posted by にこらす at 14:21| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする