2018年08月26日

サン-サーンス: 交響曲第3番 プレートル

午前中、久々に棒振りの練習に行ったけど、暑かったぁ。
ただまあ、タオル片手に汗だくになって体を動かしていると、何がしらの達成感が得られてとても心地よいものでした。
秋が迫って来ると、無性に寂寥感を感じますな。
そういうこの時期、暑さとも別れたくない気がするんです。

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今日の指揮者は、ジュルジュ・プレートルさん。

この方は最近、ウィーンのニューイヤーコンサートの指揮者に2回招聘されたことで、晩年急に有名になられました。
昨年の1月に惜しくも亡くなられているんですね。

そういうプレートルさんも70年代、1000円廉価LPで(一部マニアに)名を馳せた音源があります。
それが本日の記事なる、サン-サーンスの交響曲第3番。オケはパリ音楽院管弦楽団、オルガンがモーリス・デュリフレ。1963年の録音。

このジャケは現役CDのものですが、ワタシの聴いていたのは(お馴染み)東芝セラフィムの青いジャケットでそっけないものだったと記憶します。

Spotifyで今聴く音も、高校生時代に聴いたのと同じ雰囲気たっぷりの深い残響…。
ま、フランスのどこぞの協会での録音とのことですから残響も自然なのでしょう。
ただ、一部楽器(特にピアノ)が妙に残響に乗らず浮いているのが気になります。

演奏は一級品と思います。
同じ廉価LPではミュンシュの激烈盤があり、そっちが好きでした。でも、それに比べるとこの演奏は非常に貴高く、特にデュリフレのオルガンが素晴らしい。
第2楽章2部のフィナーレ部分でオルガンとオケのバトルの気品高い貫禄と圧倒の迫力に「コイツが一番」と思ってしまう。

プレートルさんは90年代にもこの曲を再録(オケはウィーン響でサン-サーンスの交響曲全集)しているそうだけど、そっちはどうなのかな。
☆☆☆☆☆

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2018年08月25日

ベルリオーズ: 幻想交響曲

連発の台風は当地にほとんど爪痕を残すことなく過ぎていきました。良かったぁ。
今週は北海道でゴルフトーナメントが行われているのだけれど、大丈夫だろうか…。録画画面を夜見るのが土日の楽しみの一つ何だけれど心配。

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今日の指揮者はアンドレ・ヴァンデルノートさん。
クリュイタンスと同じく、ベルギーの指揮者なんですね。氏は1990年代まで存命ということでしたこともあって、いくらかの音源がSpotifyからも聴取することができます。

ただ、ヴァンデルノートさんの音源の多くは協奏曲のバックを指揮されたものが多いです。自分は晩年の指揮になるマーラー第1交響曲のCDを所持していますが…。

で、今日の音楽は幻想交響曲。オケはフランス国立管です。
この音源も廉価LPでお馴染みだったらしい。
でも実はこの音源、自分は知らなんだです。中学時代、同曲にて自分の選んだのはクリュイタンス指揮(東芝セラフィム、オケはフィルハーモニア管だったか)で、そっちのほうがずっとビッグネームであって演奏自体お気に入りでしたですから。

これはなかなか貧相なステレオ録音ですが、通常の鑑賞には耐えましょう。(1960年とのこと)
ただ、楽器ごとに音のバランスが悪く、第2楽章など、木管が妙に浮き上がって聞こえたりします。響きはよろしい。オケはベルリオーズを十八番(おはこ)としている楽団でしょうから。
ヴァンデルノートさんの音源の多くは協奏曲のバックを指揮されたものが多いです。自分は晩年の指揮になるマーラー第1交響曲のCDを所持していますが…。

演奏はなかなか興味深い。
なかなか支離滅裂で、第4楽章「ギロチン台へのマーチ」が素晴らしい。
躍動感、おどろおどろしさが抜群。第5楽章へ突入部分のファンファーレの行き詰まる迫力。

「怒りの日」の部分、鐘の力強い打撃が極上の効果。
その後のノリは抜群で歯切れ良い金管群を相まって、クライマックスに向かって加速して、ヴァイオリンのコル・レーニョも音程揃わず混沌さを強調。最後は激的にカッコよく決まった。
☆☆☆☆

 

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2018年08月19日

チャイコフスキー: 交響曲第6番 デルヴォー

お盆連休最終日。
昨日おとといは温泉行きでした。長い連休も、実家訪問だけじゃかわいそうな家人のため。
ええもん食べて、心地よい湯に浸かって…、束の間の贅沢でした。
そしてついに明日からは職場復帰となります故、しっかりと心身のリフレッシュはできたのでしょうかね。

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音楽はチャイコフスキーの悲愴交響曲ですが、見つけたこの演奏、(勿論)渋い指揮者。
さらに爆演ともいえる楽しい内容でした。

ピエール・デルヴォーなんてお名前、ご存知の方は少ないでしょう…。
でも、東芝のセラフィムシリーズや、日本コロムビアのダイヤモンドシリーズといった、廉価1000円LPになれ親しんだ方はお馴染みの名前と心得ます。

で、Spotifyさんの検索欄に、
「Pierre Dervaux」
と入力すると結構音源があるんです。
ま、収録のアルバムはオペラが多いですかね。それもモノラル時代の音源が多い。
デルヴォーさん自身は1992年までコロンヌ管弦楽団の首席指揮者であったとのことですから、もっと最近の音源があってしかるべきと思ったのですが…。

この音源は、Spotifyさんでもこのジャケで出現するもので、MonoヴァージョンとStereoバージョンがありました。
オケはもちろんコロンヌ管(コンセール・コロンヌのほうが制式に近い名称でしょうか)。
Monoヴァージョンが存在するということから、年代はステレオ黎明期、50年代末ごろのものではないでしょうか。氏がコロンヌ管の指揮者になられたのが1958年とのことらしいから、その時期かと想像します。
音はダイナミックレンジ低く、良ろしくはないが鑑賞には耐えうる物です。

演奏はとてもユニーク。
第1楽章、非常に速いテンポで入ったと思ったら、主題の「泣き」が
素晴らしく。決して美しくない音色のヴァイオリンのすすり泣きに心打たれるんです。
第2楽章だって弦がユラユラとヴィブラートかかって、絶妙の(古風な)効果。非常に速いテンポを基調としているんだが、自在に揺れる。

第3楽章が最高。
8'14"/10’10”あたり、勇壮なマーチのリフレインの場面、強烈にテンポを落としてこの上ない劇的効果を上げています(w/
鳥肌)。
そして終盤はテンポup、最後の3音はオケが落ちた。
こういうスタイルは非常に珍しい、巨匠演奏だとメンゲルベルクとかストコフスキーにあったか(記憶不定)。

終楽章も極めて情熱的にテンポが揺れ動いて、この激情の表現はなんと言えばいいのか!!。
オケのアンサンブルが少々心もとないところもこの楽章の哀しさを盛り上げる結果になったと思います。
ここにまさに、自分の求める「激情の悲愴交響曲」に巡り会えた気がいたしました。
☆☆☆☆☆

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