2022年05月28日

マーラー: 交響曲第5番 スワロフスキー

夏色は日増しに濃くなって一雨ごとに温度が上るのが実感できます。
市のスポーツセンター駐車場に止める自車の、晴天時の室内温度上昇でそういうのをひしひしと感じます。このまま夏になるんやね。おっと、その前に梅雨がありますな。

メインPC改造の件はあまり進まず、CPUの入手待ちです。次の入手機会は「5のつく日」と「日曜日」が重なる6月5日かなと…。それぞれ5%増しのポイントが付きます由。
ま、それまでにメルカリ等で掘り出し品が見つかれば即行動なんですが。
それでも、現マシンでSSD→M.2 SSDへのOS転送作業を終えていまして、現マシンはいち早くM.2 SSDにてWindows11を駆動できております。

Swarowski.jpg
ジャケ写真はSpotifyからの切り取りです。

閑話休題
本日ご紹介の指揮者は、ハンス・スワロフスキー(1899〜1975)。
この方、本業の指揮よりもウィーン国立音楽大学で指揮を教えたことのほうが有名かもしれません。なんせ、アバドやメータ、ヤンソンスなど教え子に並ぶビッグネームをみれば一目瞭然です。
でもSpotifyの検索では、かなりの数の音源がヒットしましたよ。
ブラームスの交響曲全集を始め、モーツアルトやベートーヴェン、チャイコフスキー…。王道の音楽が多数、自分が育った時代に見たLPはほとんど記憶なかっただけにこれは以外でしたね。
そんな中から、マーラーを聴いています。Spotifyのリストでは第5交響曲しかありませんが、3番、4番の録音もあるようです(Youtubeにあります)。
で、その第5交響曲について。オケはウィーン交響楽団で録音は1972年とのこと。
音質はとても良好です。

♫♪
この演奏は賛否分かれるところじゃないかな。
遅いテンポ、マーラーらしい揺さぶりは少なくダルいと感じるだろうことがネガティブな意見かと。
自分はもちろん肯定派、特に出色は第2楽章のテコでも動かぬスローテンポになにかクレンペラーの音楽のような、骨太な個性を感じました。とにかくクライマックスの雄大さにしびれました。

それから、アダージェットも凄い。
(例えば)マゼールのような、ねちっこい、むせ返るような情念は演じていないけれど抑揚を適度に持った激遅テンポはこの曲の持つメッセージ性(アルマへのラブレター)を体よく表現されているかと思われます。
ともかくも終始この遅さは、マゼールとも一種違った独特のアクの強さで表現している、紛うことなき「マーラー」かなと。

そして終楽章、これも遅い。そしてテンポも動かない。
コーダへの向かうに期待される加速も僅少であって、それでも十分な盛り上がりはできていてダレることはいっさい感じられなかった。

とにかく全編78分オーバーの凄い、豪傑な演奏です。
他の指揮者には65分なんてタイミングだってあるんやけども、これはもう少しでCD1枚からはみ出てしまう長さ。
きっと、晩年のクレンペラーが演じたらこんな第5番やったんやろなぁ。
☆☆☆☆☆

氏は1910年、ミュンヘンでの交響曲第8番初演時にステージで少年コーラスを歌ったとか…。マーラーの指揮に直に触れられたことが、この特異なマーラー演奏にどう関わっているんかいな。
posted by にこらす at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月21日

モーツアルト: 交響曲第39番 グシュルバウアー

メインPCの組み換えに着手します。
現状、CPUとマザーボード、電源、SSDは約4年使用しており、グラボは約6年使用したものです。
マザボやHDD、電源等の自作パーツはいずれも5年が換え時と見ていて、退職後マシンの稼働時間がぐっと上がったのにも併せ、変更に踏み切ろうかなと。なんせ、4年前に上の中位だった性能のcpu(Ryzen1700)が、最新では中の下ぐらいの性能に落ちてしまいましたこともあり…。
また、以前の経験で、古いマザーボード(それでも当時4年ほど使用品だった)から火を吹いた経験もありまして、最低5年おきには交換したほうが良かろうかと・・・> ま、この経験は(現在日本では販売されていない)B級メーカー品だったことが原因でありまして、それに中国製のコンデンサが使用されていたことが原因でしたが。

すでに電源、CPUファン、マザーボード、M.2 SSDは入手済みでしてCPUのみ購入未なのです。ショッピングサイトのポイントXX%増しキャンペーン待ちということ。
グラボは古いままですが、新環境で落ち着いたら買い替えを考えます(なんせ高騰していますから)。
自分にとってこれは数年に1回(もっと以前は毎年でした)のイヴェントであり、10数年ぶりのインテルcpu使用…、なんかドキドキ・ワクワクです(老体にはとても必要なこと)。
とにかく、じっくり構えて作業したいものです。



閑話休題
「忘れ去られし指揮者」の話題は、テオドール・グシュルバウアー氏(1939〜)。
この方、かつてN響にも来演されて結構な人気を博したマエストロであり、21世紀になっても2010年に読響に来演されているようです。
が、本当に忘れ去られていませんかね??

Spotify検索では、案の定コンチェルトのバックやオペレッタなどの音源しかヒットせず、交響的作品はありません。
でもネット検索したら、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブルックナーなとLP時代〜CD初期にかけてかなりの録音があったことが確認できたのに、それらの多くはことごとく廃盤のようです。
かつてレコード雑誌の宣伝文句では、「ワルターの再来」みたいな宣伝文句で、かなりのレコードリリースがあったと記憶しますが、どこに行ったんでしょうね??
メジャーレーベルへの録音がなかったこと(再販されない)が致命的だったのかねぇ。

そこで困ったときにはYoutube。ここには少し音源のupがありました。
上記に貼ったのがモーツアルト第39番。板起こしの音源(冒頭に針音)で音質はなかなか良好です。38番39番のカップリングでエラート原盤、桶はバンベルク響でした。確か同じ組み合わせで40番41番も出ていたはず。

これは至極まともな演奏で20世紀的なスタイルを突き通した勇ましく、楽しく美しい演奏でした。ワルターの再来もかくや。
☆☆☆☆
posted by にこらす at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月14日

シューベルト: 交響曲第7(8)番 F.リーガー

季節の変わり目というか、梅雨入りに向かって断続的な雨が続くようです。
今週は火曜日〜昨日まで、大阪実家に行ってました。老母(92)のボケは、投薬の効果なのでしょうか、1年ほど前から進行していないように思います。
でも、投薬開始時にすでにかなり進んでいましたのでもう、物忘れが酷いんです。しっかり納得させたことが、数分後にはまったく覚えていない、理解していない。
オマケに耳がかなり遠い、補聴器の電池が切れていても気が付かない。
普段はひとりでマンションに暮らしているなのですが、平日の日中のデイサービスと週2のヘルパーさん来訪、そして至近に住む兄嫁殿の献身的な介護によってなんとか生きつないでいるというものなんでしょう。
すなわち、食べ物はヘルパーさんが来たときに好きなものを調理してくれて、兄嫁もちょくちょく冷蔵庫補充してくれているので、それを温めて朝夕食べている感じ。

兄嫁殿には、自分も兄も老母の施設入りを強く勧めるのだけれど、
「可愛そうだから」
と全然取り合わない(ええ嫁ですわ)。
たしかに今施設に預けたら家族の面会もできないのでしょうから…。
とにかくも彼女がさじを投げたら、即施設に入居させるということで兄とは話がついています。

Rieger.jpg
リーガー氏のお写真はYoutubeの切り取りです。

閑話休題
音楽は、ドイツの名指揮者フリッツ・リーガー(1910〜1978)。
この方は、レコード店店頭やレコ芸誌では全く見かけることがないお名前なので、全然知りませんでした。
知ったのは1972年、札幌〜ミュンヘンのオリンピック開催に合わせて初来日したミュンヘン・フィルハーモニーの指揮者として。
それも、もともと正指揮者のケンペが来る予定だったのが病気でノイマンに変更され、そのノイマンもビザかなんかの事情で来られなくなり急遽代役となったのがリーガー氏であったとの由。
リーガー氏はケンペの前の首席指揮者であったんで呼ばれたんかね。
いくつかの公演がNHKで中継され、それを見たり、エアチェックしたりして馴染んだもの。特に覚えているのがハンス・リヒター=ハーザーをソリストに迎えてのベートーヴェンP協とブラームスの1番だったか…。でもねこの演奏会、ベトさんのP協はまだしも、ブラームスはなんかヘロヘロだった記憶がありますな。きっと準備不足だったんだろうね。
第4楽章のトランペとなんか酷かったと(記憶違いならスミマセン)。
おかげでそれから長い間、自分のこのオケに対するイメージは所謂「だめオケ」でありました。思いを改めたのはケンペ指揮のブラームス全集を聴いたあたりでやっと。

Spotify検索では、(やはり)オペラや協奏曲のバックばかり。唯一シンフォニックな作品の演奏はメンデルスゾーンのイタリア交響曲(1957)。この演奏も良かったけど、困ったときのYoutube、見つけた良演奏は、(大好き)未完成交響曲。これはリンクだけつけておきましょう。

1960年の演奏とのこと、オケは手兵のミュンヘン・フィル。これは板起こし音源で、Spotifyでも出てませんからCD化はして無いようですね。
質実剛健、重厚でゴツい響きはその後のイメージから来る(明るい響きの)ミュンヘン・フィルとは思えない正統派。
強奏部で音が割れてツライですが、終始遅めのテンポ、重くて陰鬱で、曲の特色を実直に捉えた素晴らしい演奏です。
☆☆☆☆

PS: オマケ。
Youtubeでリーガー氏の検索をしていて、すごい映像を見つけました。
バッハの「4台のピアノのための協奏曲」のリハーサル風景なのですが、カラーで高精細であること以上に、演奏者が凄いのです。
ピアノがなんと!、クーベリック、サヴァリッシュ、ケンペ、そしてF.リーガー。指揮はクーベリックが兼務。
70年代初頭ぐらいでしょうかねぇ、ミュンヘンを拠点に活躍する4人のマエストロがピアノを弾くバッハは圧巻です(本演奏の映像はないんでしょうか)。
ドイツ語だから何もわからないんだけど、4人の巨匠が、言いたいことを言い募って、納得しながらひとつの作品を仕上げていく…、非常に貴重な資料だと感じました(英語でいいから、字幕があったらねぇ)。
オケはバイエルン放送響とのこと。

貼っておきますんで、ぜひ鑑賞ください。
posted by にこらす at 09:50| Comment(4) | TrackBack(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする