2020年01月19日

ベートーヴェン: 交響曲第5番 ヨッフム

大手通信会社のスマホから、格安SIMに乗り換えて約1年、こないだまで使っていた端末は中国新興メーカの1.5万円ほどの機械でした。
これが最新高級機と同じ全画面液晶FHD+であるし、少々非力なCPUであるけれども使い勝手も非常に満足行くものでした。

しかしつい最近、電話機能を使ってみると(普段電話はあまり使わないのです、月1回ぐらい)、相手が話している音=受話音が出ない。
スピーカーフォン機能だと問題なく話せます。設定のせいかと思ったが、そうでもないみたい。
結局こういうところが壊れるのですかねぇ…。

で、性懲りもなくまた格安スマホを代替に購入したわけですが、今度も冒険しました。
ネットではコスパ最高、と言われた最新機です。見た目の高級感もバッチリだし、使い勝手も完璧。カメラを含めた機能も素晴らしい!!

今度は保証も効くショップで購入したので、1年使った時点でどうなるか…??

Jochum_beethoven.jpg

オイゲン・ヨッフム指揮バイエルン放送響の演奏になるベートーヴェン第5交響曲は、1959年の録音。
そう、今日もこの時代の音源を聞いているわけなんですが調べたらゴロゴロあるんですなぁ。
こうなったら、とことんこの時代の「運命」演奏を掘り下げてみたいな。

当時ヨッフム氏はこのオケの指揮者だったんですね。
オランダの名指揮者ベイヌムが急逝して、後任のハイティンクの補佐としてアムステルダムのオケに就いた数年前の演奏です。
氏がDGに残した最初の全集らしいです。

第1楽章、ワルターばりに長いフェルマータの運命テーマに続いて展開する音楽は逆にワルターより速いテンポでグイグイ行きます。
第2楽章、こっちはなかなかゆっくりとじっくり歌えるテンポで丁寧にしとやかに演じてみせた、ここは特筆者の個性だと思います。終焉部の引張も見事!!
第3楽章、重厚な弦、重苦しい雰囲気はさすが。
終楽章、入りのテーマの爆発力は相当なもので感動モノ、終盤へ向けての加速も勇ましく、最後の1音の引っ張りも実に堂に入った演出でした。

初めて聴いた演奏だけれど、こんなに立派なものとは…!! 
恐れ入りました。
8'05"/11'08"/5'46"/9'04"
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 12:30| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月18日

ベートーヴェン: 交響曲第5番 ワルター

冷たい雨がやっと上がりそうです。
首都圏は雪になりましたでしょうか。今日は土曜日だから影響は少ないかも知れませんが、そういや大学入試試験がありましたね。
毎年センター試験になると雪が降る、という気がするのは自分だけでしょうか。

walter_beethoven.jpg

ブルーノ・ワルター指揮コロンビア響のベートーヴェン第5は中学生時代からの同じみであり、よく聴いた音源です。
1958年1月の録音とのこと。

自分の刷り込み演奏はクリュイタンス指揮ベルリンpoであることは先に紹介済みでしたが、この音源は兄が2000円LPで購入していたものでこれも非常によく聴いた音源ということです。

特に特徴的なのはタタタターの運命のテーマのフェルマータの長いこと。
これは歴代で一番長い引っ張りだと思います。
でもそれが何かしら非常に貴高くノーブルなこの演奏の象徴であるように思え、それがとても高効果のように思えるのです。

トスカニーニやライナー、あるいはミュンシュなどのごとく異常にテンションが高いこともなく、総じて非常に柔らかなタッチ。
そして少々荒いともいわれがちなコロンビア響のトーンですが、小編成なこともあって各フレーズが鮮やかに捉えられて清々しい曲に仕上がっていると思います。

とてもスムーズで、それでいてスケールも小さくなく音の広がりもあって…。
第5交響曲で「美しい」と表現したくなる演奏はコレぐらいだなぁと思う次第なのです。

しかし、それにしても1960年直前のその時代、かくもこうしてベートーヴェン第5の名演奏がたくさんあるとは…。
録音のステレオ化が確固とした技術と認められるようになって、各巨匠がこの時期、録音して次代に残すべき1番の演目として「運命」「未完成」を選び録音していった結果ではないかと思う次第です。

そういう音源群をもう少し紹介していきたいなと。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 12:02| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月12日

ベートーヴェン: 交響曲第5番 クリュイタンス

年が明けて初めての3連休ですが、天気良くないです。
でも、1月らしくない暖かさはどうなんでしょう。この冬は記録的な暖冬という噂もありますし。
個人的には暖冬は歓迎ですが、気象の異常はどこかに皺寄せを呼び、さらなる以上の引き金となりかねません。
毎日毎日、そういう心配ばかりしている自分なのです。


Beethoven5_Cluytens.jpg

懐かしいLPのジャケットですなぁ。
ワタシが中1のとき、初めて自分で買ったクラシックのLPがコレでした。
東芝セラフィムレーベルの1000円廉価盤です。
そして、最初に出会ったクラシック音楽がこの音源であったことに感謝したい。その後のこの人の嗜好を決めた転機のアルバムだったのかも知れません。

もちろん「クリュイタンス」なんて全く知らないお名前でしたし、売り場に数枚あった「運命・未完成」の中からベルリン・フィルというオケのタイトルをかろうじて見つけて安心して購入したものでした。
以来プレイヤーのターンテーブルに乗ること数回…、ワタシのこの曲の刷り込み演奏となりました。

録音は1959年3月とのこと。8'30"/9'57"/5'31/9'05"
昨日聴いたライナーの名演奏とほぼ同時期のもので、当時がいかに充実した音楽世界(巨匠群居時代)であったことが理解できます。
タイミングを見るとライナーの演奏との違いが明白です。中間楽章はほぼ同じタイミングでありながら両端楽章は各1分ずつ長いという…。

既にパブリックドメイン…、巷のWEBページより可逆圧縮FLACなどでも得ることができる音源でしたが、ヅボラなワタシはSpotifyよりのストリーミング再生。
ただしPC経由しないライブな音再生で聴けていますことがとてもハッピー。

オケは両翼配置ではないみたいだけれど、音のひろがり、厚みとも申し分なく昨日のライナー/シカゴ響の演奏との違いを大いに堪能することができました。

ライナーの演奏が冷めていながら熱血漢の失速演奏なのに対して、こっちはヒューマニズムあふれる温かい雰囲気であり、偉大な作曲家ベートーヴェン対する畏敬の念というか、クリュイタンスの作品に対する深い共感を感じ取ることができます。

ここのところは(同じくお気に入りの)ワルターとも近いスタイル/アプローチではないかと感じます。
オケのうまいのはお墨付きであり、ホールの残響も最適、そこに柔らかい物腰ながら作品の持つ深い音楽性を実直に表現した極美演奏でした。


☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 12:11| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする