2020年03月28日

シベリウス: 交響曲第2番 パレー

期末最終週。
エライ期末になりました。
メーカーさんも商社もサービス業もあかんのではないでしょうか。
コレ、間違いなく21世紀最大の危機(人的にも経済的にも)となりました。
先進国の多くが動きを止めていて、我が国だってもう少し徹底してやったほうが良いと思うのだけれども、これからどうなることやら。

毎日毎日報道番組なんか見ていて、恐怖心ばかり先立つようになりました。
あいも変わらずノウノウと会社に出向いていて大丈夫か…?  (ま、行き帰りは公共交通機関を使わないから、ときよりはリスク激減だけど)
なんとかこれから暖かくなって下火に向かわんもんだろうかと願うばかり…。

そしてともかくももう、煽り立てるような報道には右往左往しないようにしたい。

でも、今のところうまく行っている隣国(韓国)からなにか学ぶことは無いのでしょうかね。

Paray.jpg

音楽が少しでもストレスの解消になればと…。

ということで、スカッと爽やかな演奏を求めて、この人の音源にたどり着きました。ポール・パレー氏。19世紀生まれ、フランス人。
20世紀なかば、マーキュリーブランドに録音した数々の音源はどれも注目すべき個性的なものです。

まあハギレのいい演奏とはこのことです。
氏の育てたデトロイト響は絶好調、強靭な合奏力と強力な金管類に支えられて、一気呵成に進むパレーの棒に一糸乱れぬアンサンブルでついていきますね。

なんと言っても特筆モノは、その録音の鮮明さ。
マーキュリーレーベルの
「Living Presence」
なる録音はなんと1959年らしいです。
この時代のRCAの「Living Stage」とならんで双璧の素晴らしさですな。
こういう技術はアメリカ本土が一歩先んじていました。

トスカニーニがシベリウスやったらきっとこんな演奏だったでしょうね。
とにかく第4楽章の導入部分の高揚度といったら…。このテンションの高さは比類なきもの。
そのテーマのリフレイン時にはさらに激烈でありました。
思惑通り気分爽快だね。
8'37"/12'29"/5'20"/12'41"

ともかくも、破天荒テンションの激烈演奏でした、最高。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 14:17| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月21日

マーラー: 交響曲第9番 ガッティ

毎日毎日の感染者数の増加は、地方毎に差はあるものの、大都市圏を中心にとどまるところを知らない状態が続きます。
ま、倍々ゲームのような爆発的増加には至っていないというのが大勢の評価なのですけれど、いつ爆発が起きても不思議はないとの報道。

「ここ1、2週間」とか「もうあと10日」のガマンとか言うけれど、それが延々と夏以降まで延長されるような気がしています。
ともかくも、いわゆる高齢者の範疇に踏み入れようとしている自分です。せいぜい自衛して感染しないように務めるしか無い。
と、いうことで、会員になっているスポーツクラブには、来月も休会届を出してきました。

Gatti.jpg

音楽はマーラー。
イタリア人のガッティさん…。
セクハラ問題で世界最高のオケをクビになって以来、やっと最近になってご活躍の足跡を見ることができるようになってきました。自身がなされた罪についてのコメントはありませんが、この方の音楽性についてはおおいに共感しているだけに、今後も音楽活動については追いかけていきたいと思っています。

で、見つけた音源はイタリアRAI(トリノの放送局か)にあった、マーラーの交響曲第9番の映像です。
オケはRAIトリノ・アルトゥーロ・トスカニーニ管弦楽団。
画像の解像度が1024✕756、HDの範疇にはないらない数字ですが、PC(FHD画面での表示)での鑑賞には十分耐えうるものでした。音質も申し分なし。
今トリノはまぎれもなくイタリア北部の都市、悲惨なパンデミックの最中にあると想像されます。
RAIにこの映像の演奏時期について触れられていませんが、当然直近のものではなく先月以前のものと想像されます。

ガッティさんのこの曲、音源としては3種(VPOとRCO2種)の最近の放送音源を持っていますが、これは随分と変化したスタイルとなりました。
ネバっこく、濃厚なマーラー臭を持っていたスタイルが、かなり冷めた演奏のように思えました。
すなわち第1楽章など、遅く粘って行きつ戻りつ、大きくテンポを動かすスタイルが、それほどでもない。特に後半の速度は以前に比して相当の疾走でした。ティンパニの強打も目立たなかったしね。

しかし。
くだんの終楽章、VPOやRCOとオケを比べてはイケナイでしょうか。
マーラーおきまりの両翼配置ではないけれど、重厚な重い響きの弦は特筆モノではないかと感じます。
そして此処は濃密なマーラーの世界。マエストロのウンウン唸る声も絶好調でした。
27分間の愉悦。
☆☆☆☆★

posted by にこらす at 14:53| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月14日

ベートーヴェン: 交響曲第7番 クレンペラー

パンデミック。

いよいよ震災禍以来、21世紀最大の危機が到来したのいうのか。
何を差し置いても怖い。
昨日観たニュース番組では、イタリア並の医療崩壊が日本でも起こりうるとの専門家のご意見に震撼しました。
家人は今日もノーテンキにスポーツジムに出かけているけれど、本当に大丈夫なのか…。
自分は怖さが先立ち3月に入ってよりこのかた、ジムには行ってません。

幸いとこの県では公式発表の感染者数が3人であった、全て由来のわかっているという事実が今の所の唯一の救いです。
お隣中国韓国では、日々の感染者数の増加の鈍化が認められるとのこと、この国も近くにそうなってほしいものです。
(日本は感染者数の実態がわからない故、韓国の数字が参考になりますんです)

当地では来週より学校も再開するというけれど、まだ箍を外す時期ではないと思います。
有事なんだから、ガマン。
そして、我がシブチン社…、出張を停止しろよ国内外とも。

Klemperer Beethoven.jpg

当面は感染を気遣いながらなるべく普段どおりの生活を続けていくしかない。
音楽は記念の年であるベートーヴェンを聴いております。
交響曲第7番 オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管の演奏はステレオ最初期、1955年の音源です。

クレンペラーのベートーヴェン、岩でも動じぬインテンポを貫いた演奏は、唯我独尊の世界であって、そのザリッヒなスタイルでクールに作品の本質を抉り出してくれるゴツい音楽なのです。

全編を貫く極遅のテンポ、編成が相当大きいと思われるオケの重厚でガッシリとした響き、おなじみの両翼配置。
繰り出される音楽に圧倒されながら、コレをよく聴いて陶酔した学生時代に思いを馳せます。
確か最速のライナーが35分ほど、この最遅のクレンペラーが43分の所要ではなかったか。こういうことはよく覚えているのですよ。
ま、かの時代はカセットい録音することが多かったから、タイミングが非常に気になるわけで。

この終楽章がもっともクレンペラーらしい。
「舞踏の神化」
と誰かが言ったらしいけど、このテンポでは舞踏は厳しい。
全く疾走しない、テンポアップしない、緩めない。
☆☆☆☆☆

posted by にこらす at 15:41| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする