2017年06月11日

ブルックナー: 交響曲第8番 朝比奈隆

今日は夜から雨ですかね。
さきほど大阪から帰ってまいりました。
次週末もヤボ用で関西方面に出かけるため、昨日のフィルムコンサートの感想をUPしておきましょう。

asahina_SymHall

朝比奈隆オン・スクリーンと銘打たれたこのフィルムコンサート。
その夜の部(第3部)のみ出かけました。2001年7月7日、この場所と同じザ・シンフォニーホールで行われた演奏会の記録です。

音響効果良好との認識のこのコンサートホール、ステージ奥に巨大なスクリーンが吊り下げられ、その前の方(客席側)にイクリプスの例の紡錘型フルレンジスピーカが10基、半円状に並んでます。

で、その音響効果なのですが、驚愕もしたし、「こんなものか」とも思ったりしました。
演奏自体は朝比奈氏の大阪最後の演奏会で、内容はお墨付き…、おやっさんの正統派ブルックナーでした。でも観客の熱狂は凄かったね。この時期はこんな感じで神様扱いでしたね。

とにかく驚愕したのは臨場感の素晴らしさ…。
目をつぶっていたらまず目の前にオケがどっしりと腰を据えているような感じでした。これはホールトーンの素晴らしさとも相まっているのでしょう。もと音源自体がこのホールでしたからねぇ。
特に驚愕したのが最後のカーテンコールでの大拍手とブラーボーの大合唱の臨場感はもう感動の涙を誘いました。

不足していたのは何だろう…。
ダイナミックレンジは十分だっと思うのですよね。
オケ全体fffとなる場面でも、音量自体は実物に近い風圧を感じましたし…。
でも各楽器のソロ場面では問題なくて、金管が重奏する場面など、もっとハリがあるように思うのですね。弦楽でももっとツヤがあっても良さそうな気がして…。
ひょっとして、このspの特性なのか、高音が足りないのではと…。
ホルン9本がバリバリ鳴る場面などに、少々物足りなさを感じたことはありました。

でも、総じて驚愕が圧倒的に勝っていましたね。
このホールでこのサウンドシステムで…。臨場感とプレゼンスは完璧です。
(たかが)1基50万ぐらいのspでしょ…。チケット2000円オッケーですよ。
できるならもっとオーケストラのフィルムコンサートをやってほしいと思いながら、大満足で実家に帰りました。

posted by にこらす at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月04日

ブルックナー: 交響曲第8番 朝比奈隆

今日も快晴!
でも昨日、何げなく女子ゴルフトーナメントの中継を見ていたら、酷い雨風…。トーナメントの開催地は新潟県でした。そういや、「日本海側は大荒れ」の天気予報を金曜に聴いていた気もする…。
この抜けるような蒼き晴天からは想像できませんな。
日本も広い、ということでしょうか。

Bruckner8_Asahina_2001

ジャケットのお写真はhmvさんより。
Spotifyに公開のブルックナー8番の演奏を連続聴きしていますが、本日なにげに、
「Bruckner」ではなく、
「ブルックナー」
で検索をかけてみました。
そうすると、結構あるじゃないの、国内盤…。英語検索では出ない演奏が出ました。ひょっとして中国語で検索したらまた違う結果が出たりして…。
昨今評判のエクストンレーベルのCD音源が複数…、インバル氏都響のシリーズや井上さんのも…。でもこれは「大ブルックナー展」シリーズではなくて、京響を振られた音源でした。

で、朝比奈先生の音源もひとつだけあるではないか!
自分がCDで持つのは80年代のキャニオン盤しかないですが、この音源は2001年2月12日指揮の演奏で、場所が名古屋の愛知芸術センターコンサートホール。氏の名古屋最後の演奏会とのことです。

コレ、聴いてみたまたビックリ…。
期待した匍匐前進演奏ではなく、やたら速いテンポ。全編77分と少しのタイミングはCD一枚に入るやんか。しかも整然としてスッキリして、均整の取れた爽やか演奏…。
ちなみに手持ちの1983年演奏を見ると、85分以上のタイミングでした…。

2001年、朝比奈翁は92歳??
この齢(よわい)にして、これだけ生気あふれる音楽を演じせしめているヴァイタリティは何なのでしょうか? 凄いとしか言いようがない。「枯れた」なんて言われて賛否両論あったシカゴ響への客演がこの5年前です。凄いなぁ、おやっさんは…。
兄の友人(大阪フィル団員)の方が言われていたそうです、
「朝比奈さんは凡人のオヤジ、大植さんは天才」と。
でもオヤジが極めたブルックナーは神の域に達しているんだナ。

それでも(長大な)アダージョは25分19秒費やしていて、まさに天上の響きを見ました。
終楽章は疾走。
来週聴く(見る)音源はその5ヶ月あと、2001年7月7日の収録です。(氏の大阪最後の公演)
☆☆☆☆☆

posted by にこらす at 16:18| Comment(2) | TrackBack(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月03日

ブルックナー: 交響曲第8番 カラヤン '57

本日も快晴です。
この週末を過ぎてひと雨来ると、梅雨入りだそうです。
また鬱陶しい季節が来るんでしょうかな…。ま、その後に控える猛暑を考えるとこっちのほうが過ごしやすいのかも…。

お天気のことを考えていると、昨日の腹立たしい報道に…。
地球温暖化は20世紀の高度成長〜21世紀=今の豊かな暮らしのツケでしょ。
このままのエネルギ大量消費体制を続けていると、次世代はもっと酷いことになります。
彼の国だって、これから10年20年経るごとに、ここ数年よりも大型化したハリケーンやトルネードに襲われることになるのは間違いない。
次世代の孫子たちへ…、迫り来る大地震以外にも、今までよりもずっと倍加した自然の恐怖を与える訳にはいかんでしょうよ。
自国の営利第一を考えるのはいいけど、少しは未来のことを考えて思いとどまってもらいたいと。

Bruckner8_Karajan3

ジャケットのお写真はhmvさんより拝借。
閑話休題~~。

ブルックナー8番を聞いています。
Spotifyさん経由で今流しているのは、カラヤン指揮BPOのEMI盤。1957年のステレオ初期盤です。カラヤンがBPOの帝王となってまもないこと、40代後半の活気盛んなる時期の音源です。

これ、EMIの録音(1996年ARTリマスタ録音)が硬質で重厚感w強調したものとなっていて、カラヤンの音楽のゴツい面がいっそう強調されました。

悪い方向ではないと思いますが、先週聴いたVPOの澄んだ響きとはかなら違うものとなっているな。でも非常に雰囲気がある、ブルックナーらしい臨場感もOK。

ここでもカラヤンの真骨頂は後半、アダージョ〜フィナーレ。
アダージョの甘い表現はオケの硬さと録音で少々損をしているかもしれないが、スケールの大きな宇宙を感じる天上の美しさは晩年のVPOよりこっちやろう。特に23分50秒あたりから、弦にはハープが重なって終焉部への移行部。ホルンの囁きと…。
27分35秒の愉悦。

終楽章は入りのテーマの遅い速度と重厚感が抜群。ティンパニは特徴ある音色でここは煽らないのは…、もっと叩いて。
終焉部分はやたらカッコイイ。
☆☆☆☆☆

posted by にこらす at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする