2020年11月28日

ベートーヴェン 交響曲第5番 トスカニーニ

ここのところ、全国的にますます酷いことになりつつあって、我が県でも昨日知事が記者会見。

県全体ではレベル4(県内警戒・県外警戒)であるが、自分が住む市に至っては、レベル5(特別警戒)にあたるとのこと。
中心部の飲食店の時短要請のみならず、(北海道や東京大阪など)感染拡大地域への不要不急なる移動も自粛するようにとのお達しがありました。

我がシブチン社、この要請を受けて来週、どのような対応を表明するかが非常に興味あります。
自分的には、在宅勤務の再開を期待していますが、なかなか一筋縄ではいかない企業なんです。知事または市長からの直々の要請がなけれ動かないのでは、と懸念しています。
なんせ朝礼と、密室で行う会議がイカンわ。


そんなこんながらも、音楽は聴きます。これがないとストレスの蓄積を生みますよね。
今日もベトさんイヤーにちなんで交響曲第5番を聴きますが、今日も爆裂演奏と言える名演。
20世紀3大巨匠指揮者のひとり、アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団の音源です。

おなじみRCAレーベル(今はSONYとなってしまった)のモノラル録音は1950年代初頭〜半ばのものです。
トスカニーニのスタイルは常にスコアに忠実、何も足さない、何も引かないというピュアな心構えなんですが、このベートーヴェンはやはり当時最も人気のアイテム。
指揮者の真髄を問われるような全集録音ですからそれは気合が入らずに行く訳がありません。
そのテンションの高さに圧倒され放しの激烈演奏ということです。

第1楽章冒頭のテーマのフェルマータは短め。
終始速いインテンポで攻める攻める。のっけから凄い迫力と音量かと想像させる音の洪水…。
ある意味20世紀の演奏スタイルの代表だっるべき音源なのではないかと思いました。作曲のベトさん自身はこういう演奏を理想としていたのではないかとも思うし。

第2楽章は案外優しい音から入りますね。
NBC響の合奏力の上手さが引き立つというもの。終焉部のテーマは幾分ロマンティック歌いました。

アタッカで入る第4楽章冒頭。
テーマにはティンパニが重なっていて、これは大きな効果なんでしょうね。ちょっと下品だけど爆裂度合いが上がります。
テーマのリフレイン時の音もすごい。完全に割れてるけど。
終盤の追い込みでも激加速を行うことなくティンパニのロールも盛大にフィナーレたる爆発を行ってハデに終わりました。

優秀なステレオ録音で、また生で聴けたらどんなにすごい音であろうかということが想像される血管キレキレ演奏でした。
☆☆☆☆☆
posted by にこらす at 14:33| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月14日

ベートーヴェン: 交響曲第5番 レイボヴィッツ 

日に日に増えていますよ。
春先、皆が恐れていた伝染病で、緊急事態宣言…、この頃はたしかに怖かったわな。

ところが昨今、周りの人立ち振る舞いは緩みっぱなし。
わがシブチン社でも、このところの広がりを受けて本年何度目かのコロナ通達が出ましたよ。
曰く、基本禁止であった会議室を使用しての会議は、最低1mの距離を持って出席者のディスタンスを保てばOKてなことになりました。

せっかくZoomやTeamsの遠隔会議に慣れてきて、遠隔にいて自席に座っていても大概のことは可能、と皆実感したんじゃないのか??
どうして「同席」にこだわらんといかんのか?? 全く理屈がわかりません。

「Face to Face」
なんて言葉はこの時世、死語になるといってもおかしくないと思うのですよ、ワタシは。
守ろうよ、ソーシャルディスタンスを。
だいたいが毎朝輪になって朝礼なんてもってのほかやろ!(怒)
週一の記事upは、冒頭からいつも愚痴ばかり書いているような気がしますヨ。

Leibowitz_Beethoven.jpg

ここのところ聴いている「運命」交響曲、威勢のいい演奏ばかり選択していますが、今日の紹介もまさにそのとおり。
ルネ・レイボヴィッツ指揮ヨイヤルpoの演奏です。
コイツは60年代初頭の録音ですかね、それにしては広がりも鮮度も申し分ない状態と言えます。少々厚みが足りない程度。

そして演奏スタイルは、激速&爆裂のスタイルと貫いています。
でもロマンティックな表現は随所に見られて、とても興味深い。
第1楽章、タタタターンのフェルマータは長く、引っ張りますし、4分25秒あたりのオーボエのねちっこい粘りは非常に特筆すべき特徴でしょう。

しかし第3楽章アレグロは、非常にテンション高く、冷徹。で速い。
ながらアタッカでの終楽章突入は非常な爆発で、溜まったストレスは一気に開放、的なスカッと気が晴れる思いの爽快さ。
ビーチャッム卿がご存命であった頃の当時のロイヤル・フィルがいかに実力高い楽団であったかもよく分かる演奏です。

終焉部もテンション高いまま激速で駆け抜けました。でも十分速いのでそこからの加速はなし。
☆☆☆☆
posted by にこらす at 14:19| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月07日

ベートーヴェン: 交響曲第5番 ミュンシュ

ベートーヴェンイヤーもあと2ヶ月を残すのみとなりました。
踏んだり蹴ったりのこれまででしたが、外気温が下がるにつれてまたアヤシイ雲行きになってきましたな。
特に日本よりお寒い欧州では、英仏西伊と、連日の感染者増で春先の第一波よりも厳しい状態とか。ふたたびロックダウンを始めた場所もあると聞きましたが、わが国も、そして地元の地域もなにやらその兆候が…。
わがシブチン社にも8月以来の感染者が出た、との報道ですし。

でもねえ、この国の場合今回はおいそれと経済活動を止めることはできないでしょうねぇ。
秋冬にかけてGoToで旅行予約した人がいっぱいいるだろうし、反してこの自治体は北海道・東京・大阪への不要不急の移動はするな、と言ってるし。
こういう事態に落ちいった今こそ、われらがガースー氏の手腕の見せ所、なんちゃうんの。
何か考えてはるの??


音楽はなんとなくの流れからベトさんの運命交響曲。
今年はベートーヴェンイヤーだし、昔から聞いているお気に入りの音源の掘り起こしをしているような状態です。
で今日は、シャルル・ミュンシュ指揮ボストン響の演奏ですね。1950年代後半のステレオ最初期時代のRCA音源です。

音質は非常に良いですね。
Spotifyのストリーミングで再生ですが、Living Stageの音のクオリティは素晴らしい。

第1楽章、思い描いていたよりゆったりしたテンポでしたね。
先週のライナーなんかよりも「タタタターン」のフェルマータが長く、ゆったりしています。第2楽章も印象よりゆったりでしたわ。

第3楽章
思ったよりインテンポで遅めとも言える。
ただ抑揚はあって、トゥッティの迫力は十分トリオ部分でもコントラバスの唸りが凄いね。

終楽章
入りの大爆発、金管の咆哮の凄いこと、そしてここでも思ったよりテンポは堂々としたものです。
しかし爆発具合とこのテンションの高さはさすがミュンシュであって、絵に書いたような激情型の表現となります。
提示部のリフレインのないのが非常に惜しい。
第3楽章の主題に戻ったあと、特に2回目の第1主題の爆発は1度目よりももっとすごくて思いテンポで重戦車風、こんなんだったけと思いつつもここは、フルトヴェングラーの影響を色濃く感じることができました。
終焉部に至ってはも的な加速はあまりせず、高いテンションを保ちつつも敢えて爆発は自重、といったところでしょうか。
だって同年時期のライブ盤は壊れるような演奏だったよね。
なにはともあれ、コイツはいま時点、まごうことなきマイベストかな。
☆☆☆☆☆




posted by にこらす at 14:45| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする