2021年02月27日

シベリウス: 交響曲第2番 パレー

最近この人のYoutube映像をよく見ます。
USのクラシック専門誌「Classics Today」の編集者とのこと。
自身も打楽器奏者であることもおっしゃっておられます。

この方が、いろんなオーケストラ曲のCDオススメ盤(時には駄盤も)を紹介されている動画なんですが、非常に共感するところも、異を唱えたくなるところもあって、面白いです。
当然ながら、英語の早口の批評なんですが、英語字幕を出せば大体わかりますね。

で、本日はシベリウス。特に大好きな第2交響曲なんですが、氏の推薦盤はトスカニーニに始まり、ヤルヴィ(父)とか、マッケラスとか、ギブソン、バルビローリ、モントゥー等々。
私のイチオシのセーゲルスタムの名前は上がりませなんだが、大体は承服できる解説でしたな。
中でも、ベスト中のベストがセル(!)、それも日本公演ライブだって!! これは別途聴いてみたいですね。
次点もセル(コンセルトヘボウ…異議なし。

ま、それはさておき…。
いま聴いているのは、ポール・パレー指揮デトロイト響の強烈演奏。
Hurvwtzさんが、
「トスカニーニと同列」
と解説なさっていたと思うけど、そのとおり。
速い速いテンポで一糸乱れぬデトロイト響のパワフルアンサンブル。

そして録音年代はなんと、1959年1月ということですよ。
ワクチン接種で(かろうじでだが)高齢者に入れてもらう自分が、わずか2歳だったころの演奏、我が家はまだ汲み取りトイレの時代でしたよ。
夏はパンツ一丁で溝で立ちションしてた時代やもんな…。
大阪の実家の周りは当然舗装もされず、たまに牛糞(農耕牛の)が落ちていたりもしましたな。もちろん人糞もよく。

それがこのヴィヴィッドな響き、クリヤな録音。にかくマーキュリーのLiving Presenseの恐るべきクォリティに心服します。
第2楽章の終焉部での弦があの速さでグルグル、恐るべきアンサンブルです。
大好きな第3楽章Vivacissimoの弦の美しさ、艶っぽさ。

〜フィナーレに移るアタッカの場面、流れる弦の正確さ、吠えるホルン金管はゾクゾクします。
フィナーレ冒頭のテーマのトランペットも凄く、パワー全開。
なんともはや良く鳴るオケなのでしょう。
冒頭主題のリフレインに向かう盛り上がりでのルバートには極鳥肌が立ちました。
終焉部の金管も驚異的に鳴るね。

最高。
マゼール(NYPOライブ)と双璧のマイベスト。
☆☆☆☆☆

posted by にこらす at 14:24| Comment(2) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月20日

ブルックナー: 交響曲第8番 マゼール(2011)

2021年の2月もあと1週あまり…、このままいくと4-3期末もあっという間に迎えそうです。
そして、いよいよシブチン社とお別れの時が近づきます。

こないだ(元部下)上司から呼ばれて、
「アナタはこの8月で終わりです」
と通達された話はこの場に書きました。

ところが、ところがですよ、今週月曜日。
その上の役員に呼ばれました。なんでも、
「新しい業務が立ち上がる。昔USAでやった特殊な経験を持つ人材が必要、そしてそういう人たちは大半がもうすでに退職している」とのこと。で、
「退職日以降、もう少しその業務でがんばってくれないか。」「週3とかのパート業務でもいい」だと。

たしかにその仕事は…、でも、他にも数人経験者がいるのは知っていますよ。オレでなくても。
ともかくも、「週3勤務でも」の言葉に少々心揺らされましたが、即答は避けました。

翌日、その業務に近い部署にいる元同僚より、
「ヤバい仕事のプロジェクトが立ち上がる話がある、アンタの名前が挙がってたよ。」との話。うわっ、それって…。
よくよく聞いてみる、資料も覗いてみるとたしかに自ら昔USAで経験したことが生きる仕事ではあるものの、
「これの責任者になったらタイヘンだわ」
との想い。しかし、
「週3勤務だと絶対責任者にならないね」
との確信もあって、心は揺れ動きましたな。
週3勤務=土日を入れると週4日がお休みなわけだし、完全退職を前に1年でもその生活に慣らす準備ができるね、とか考えたり。

そして翌々日、役員への回答は…。
元同僚のアドバイスを珍重し、「じんわりお断り」しようと。でももし慰留されたら、再考しようと決心しました。
でその足で、役員に伝えること、
「いい話ですが、延長はちょっと厳しいです」(言っちゃった)
答え
「あそう、わかりました」(え!?)
結果、肩透かしでした。
そこまで大きな期待がかけられていたわけではなかったですよね、自らのカイカブリなんかな。
ただ、あと半年の勤務なんですが、3月or4月からそれを手伝わされる含みは持ったまま、役員の元を離れました。

これで良かったと思っています。
そもそも62でやめようとずっと前から思っていて2年延長、さらに1年延長し満期まで勤め上げるんだから、今更それになんのケチも付けられる余地もありません。


長い話になりました。
音楽はマゼール指揮バイエルン放送響のブルックナー全集より第8番。
Youtubeである批評家のフォローをするようになって、その批評家氏が激賞していたブルックナー8番がマゼールでした。ただ、この音源ではなくBPOのEMI盤でしたですけどね。

この演奏は、BPOほどのトンデモ演奏ではないけれと、非常にクリアな音、オケのパワーも最高、文句のない素晴らしさのデキと思います。
ただBPO盤にくらべて足りないのは、氏独特の毒々しさ、この全集でも5番なんかはそれが十分でしたが、こっちの8番は少し老いた感じなんですかね。

でも特筆すべき迫力と音圧でしたね。
Amazon Musicより購入したMp3ファイルの再生でした。
☆☆☆☆☆

posted by にこらす at 14:55| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月13日

マーラー: 交響曲第3番 アバド(DVD)

クラシック界の話題ではありませんが、20世紀のジャズ巨人のひとり、チック・コリアさんが今週お亡くなりになったそうです。
自分は大学生当時からストレート・アヘッドなジャズばかり追っていましたから、氏の音楽はからきしダメなんですが…。
でも、キース・ジャレット氏(先日引退された)、ハービー・ハンコック氏と3人、70年代以降の新世代のジャズの牽引役としておなじみの人でした。
その音楽はわが(田舎)街出身、(娘の先輩の)上原ひろみ氏などにも大きく影響を与えた音楽性だったと思われます。
ともかくも、ジャズ黎明期を支えたジャズジャイアンツたちは、そのほとんどがすでに鬼籍に入っていて、新世代を担ってきた貴公子たちも言わずもがな…、というわけで自分が年取るわけですワ。


閑話休題
音楽はマーラー。
だけど今日はDVD。
趣味部屋に4K対応TVを入れ、AV部屋として活用始めています。(Youtubeを含めた)映像付き音源をWindows上で高品位再生できるソフトを見つけたのがその発端でしたな。
映像付きで見るおなじみの音楽は、実に味わい深くて感動するもんです。

で、今日鑑賞の音源は、クラウディオ・アバド氏がルツェルン音楽祭で振ったマーラー第3番の映像です。自分のはDVDでんな。
集中して聴いたのは第1楽章のみですが、アバド/ルツェルン祝祭管の演奏はどれも良いです。
氏の晩年、大病から復帰された後の映像、姿は痛々しいけれど曲に対する共感が溢れていて、タッチはソフトだけれどもとても暖かいトーンには、
「人間、自然、世界」を歌いこんだこの曲にピッタシの感性であると感じましたです。

CDでのアバドさん(特にマーラー以外)は聴かず嫌いというか、ほとんど馴染みがない私ですが、このDVDたちは慈しむように聴いていきたいなと思いましたです。
出来れば、BDで再入手したいところ。



posted by にこらす at 14:54| Comment(0) | ネット音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする